2012年04月23日

mokusei_House(R)

mokusei_House(R)
神奈川県川崎市
2011年10月竣工

mokusei_Houseは、ご実家で一人暮らしをするお母さんのために息子さんが考えた改修工事です。
耐震改修と断熱改修に加えて、水回りの使い勝手と1階だけで生活が完結するようなバリアフリーのワンルームとして計画しました。

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投稿者 furukawa_yasushi : 16:40 | トラックバック

2011年10月21日

mokusei_House(R)---完成見学会のお知らせ

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今日は、新川崎で工事が進められておりましたmokusei_House(R)の施主検査でした。
写真は今日の様子。工事が少し遅れ気味だったので床の養生は残っていましたが、検査のために一時的にとってもらって床の傷がないかを確認しました。

来週半ばには、いよいよ完成のはこびとなりますが、このたび建主様のご厚意により見学会を行わせていただくことになりましたので、ここにお知らせいたします。

期日:10月29日(土曜日) 午後1時から午後4時まで
会場:JR新川崎駅から徒歩7分ほど。お申し込みいただいた方に詳しい住所をお知らせします。

mokusei_House(R)は、お体の不自由なお母様のためを考えたリフォームで、耐震改修工事、断熱改修工事も行っています。床はお母様のたっての希望で無垢の桧フローリング。壁はメンテナンスを考えてクロスにしましたが、お風呂はやっぱりタイルねということでタイルを貼ってつくりました。耐震改修、バリアフリー改修、桧のフローリングの香り。会場は新川崎駅から徒歩7分ほど。見学のお申し込み、お問い合わせを頂いた方に詳しい住所をお知らせいたします。お申し込みはメールで「mokusei_House」見学希望と書いていただいてお送りください。

投稿者 furukawa_yasushi : 13:50 | トラックバック

2011年10月05日

mokusei_House(R)---大工工事追い込み

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「mokusei_House」は今月末の引渡しを目指して大工工事の追い込み。
家具を作る大工さんの後ろ姿です。

お母さんが安心して過ごせるようにと息子さんがリフォームを計画。今までの家の使い勝手を徹底的に直して、耐震改修と断熱改修を行ないました。
自然素材にはこだわりたいということで床はお母さんたっての希望で桧のフローリングにしましたが、壁はメンテナンスを重視してクロス貼り。随所にいろいろな工夫を凝らして今月末に完成します。

というわけで、完成見学会を10月29日(土曜日 午後1時から4時まで)に予定しています。場所はJR新川崎駅から徒歩5分。
見学会は申し込みせいです。メールでお申し込みください。

投稿者 furukawa_yasushi : 11:40 | トラックバック

2011年09月14日

mokusei_House(R)---耐震補強

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「mokusei_House」は改修工事。暑い夏を乗り越えながら工事進行中です。

木造住宅の改修工事では、必ず耐震診断を行ないます。

耐震診断は評価点として結果が出てきます。その結果が1.0以上であれば、阪神淡路のような巨大地震が来ても、倒壊はするけれども中にいる人が建物の下敷きになって圧死してしまうということはない程度に地震に対して強いということになります。建物は壊れてもひとが死んでしまう確率を可能なかぎり下げるということです。これが診断の基準です。

一方、巨大地震が来ても倒壊しないのは評価点が1.5以上ということになっていますが、評価点を1.5以上にすることは工事としても大変です。大変だから、それはコストもかかるということです。さらには、自然現象は未知な部分も多く想定外ということがおこりますから、評価点を1.5以上にすれば何が起こっても絶対に倒壊しないというわけではないのです。
こうしたことを毎回、住まい手さんにご説明しています。その結果、命の安全を最優先しコストパフォーマンスに優れた評価点1.0以上になるように補強計画を立てることが多くなります。

耐震診断の結果をみて、耐震補強計画を行います。
「mokusei_House」では、耐震診断の結果はあまりよろしくありませんでしたので耐震補強工事を行うことになりました。写真は筋かいを追加していれたところです。これで、一般診断法による評価点を1.0以上になるように計画しました。

ところで、耐震診断には「一般診断法」と「精密診断法」があります。「精密診断法」は建物の剛心と重心の関係を偏心率という数字で出す必要があり、その計算がちょっと面倒であることと、建物の傷み具合を細かく調べる必要がありますので、調査に時間がかかります。「一般診断法」ではその点が手軽で手計算でも簡単にできるようになっていて、構造の専門家でなくとも講習会を受けた建築士ならば出来るようになっています。

「mokusei_House」では当初は「一般診断法」に基づいた耐震診断を行ない耐震改修計画も「一般診断法」をもとに考えていました。ですが、本来は耐震補強計画は「精密診断法」をもとに行うことが必要とされています。ただ、それでは、耐震改修工事の敷居が高くなってなかなか進まない。日本国内には大地震で倒壊の恐れのある家屋がたくさんあります。それを一件でも多く早急に補強して大地震に備えないといけない。そういうわけで、ある意味、特例で「一般診断法」にもとづく耐震改修も認められているというわけです。

アトリエフルカワでも当初は「一般診断法」による耐震診断と耐震改修を行っていました。しかし、それでは、診断も補強計画も精度が低いということを、やればやるたびに実感してきました。そこで一念復帰、「精密診断法」を自分で出来るようにしたのです。

「mokusei_House」でも耐震補強計画を「精密診断」で評価しなおしてみましたら、なんと評価点が1.7以上になったではありませんか。これはすばらしい。「一般診断法」による耐震補強では、どうしても安全側に判断がいってしまうようです。安全側であれば問題ないのですが、必要十分の改修範囲を「精密診断」ではもっと厳密に考慮することが出来ますから、改修工事のコストの調整幅が広がります。これは、住まい手にとっても良いことですよね。

投稿者 furukawa_yasushi : 08:50 | コメント (4) | トラックバック

2011年04月09日

mokusei_House(R)---はじまります

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mokusei_Houseは小さなおうち。でも、木々の生える庭があり、古いけれども懐かしくていい雰囲気の木製の窓があって、庭と一体になったおうち。
この木製窓を残したいというお気持ちから、改修工事の計画が始まります。

投稿者 furukawa_yasushi : 13:25 | トラックバック