音楽をめぐり、いろいろ考えた事

2006年12月05日

U2@さいたまスーパーアリーナ

というわけで、昨日は、U2のコンサートに行ってきました。
4月に横浜で行われるはずだった公演が延期されたのです。
会場は変わって、先日、初優勝を決めた「浦和レッズ」の本拠地「さいたまスーパーアリーナ」です。
「Vertigo Ture 2006」ということで
2年前のアルバムのツアーなのが、ちょっと不思議な感じですが、
2曲の新曲も披露してくれましたよ。

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2006年11月28日

パーシー・グレインジャー@明日館

先週になりますが
アースダイビングの前の日、22日に
パーシー・グレインジャーの作品の演奏会があったので
自由学園明日館の講堂に出かけました。
自由学園講堂の窓からもれる光は綺麗ですね。

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2006年10月26日

Class Trip---John Abercrombie

Class Trip---John Abercrombie
2004年録音
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秋の日の ヴィオロンの ためいきの

身にしみて ひたぶるに うら悲し。

ヴァイオリンの響きとは
かくも冷たくこの身に滲みるのか。
John Abercrombieのギターと
Mark Feldmanのヴァイオリンは
初冬の夜空、堅く石のように輝く星の元、響く。
そして、遙か彼方のその場所に
遠く遠く輝いていた、その星の
その距離を思う。
ジャズは、こんなところまできていたのか。

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2006年10月15日

yano makoto@Miharudo GALLERY

毎月第二土曜日は
三春堂ギャラリーで「土曜喫茶」として
かずさんがいれてくださるコーヒーが楽しめます。
昨日も、仕事が一段落したあとで「土曜喫茶」に出かけてみました。
そうしましたら、三佳純子さんの一日だけの個展が開かれていました。
突然決まったとのこと。
そして、会場に流れていた音楽が矢野誠さんの「あむ」。
おお!矢野誠さんだ、と思っていたら
「会場にいらっしゃいますよ」とのこと。
なんと、テーブルに腰掛けられて僕の目の前にいらっしゃるではないですか。
お会いしたことは初めてなのでわかりませんでした、です。すみません。
でも、矢野誠さんという人は特別な存在で、僕のなかにずっといるわけです。

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2006年10月08日

Y.A.A.B.@yukotopia

すでに日付は変わって、昨日の晩になりますが
梅島の「ユーコトピア」に行ってきました。
DEAD HEADSの聖地である梅島のライブハウス「ユーコトピア」さんの
15周年を祝う記念ライブです。
詳しくはmasaさんの記事をご覧ください。

Sandy Rothman @ Yukotopia(Kai-Wai散策)

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2006年09月24日

NO DIRECTION HOME---Bob Dylan

NO DIRECTION HOME---Bob Dylan
マーティン・スコセッシ監督
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Bob Dylanといえば「Like A Rollingstone」の僕。
だから、栗田さんがCHRONOFILEで紹介していたこの映画は、気になっていた。でも、BSが見れないのではいたしかたない。劇場公開の情報も入手したが、年末の慌ただしさの中、ついぞ行きそびれてしまった。というわけで、DVDで見ることにした。

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2006年09月19日

バッハのカンタータ

仕事でもお世話になっている
大学の先輩である石原信さんの奥様は
不思議なことに、ずいぶん古い知り合いだったりするのですが、
昨日は、その方が所属されている合唱団「東京スコラ・カントールム」の定期演奏会に出かけました。
演目はバッハのカンタータであります。

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2006年09月07日

It's a boy!

昨日の外電の見出し「It's a boy!」を見て
最初に思い浮かべたのが、The Whoの「Tommy」に収録されている曲(It's a boy→ITMS)だった。

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2006年09月02日

UA 日比谷野音 2006

いやああ、よかったですよ。
今、帰ってきました。
もう、ほんと、ただただ、しびれちゃいました。
立ち見席だったから、足もしびれちゃったんですけれどもね。

UAって、ほんと、すごいですよ。

UAを中心として渦巻く、野音のステージから会場全体を包むようなサウンドとグルーブは
唄というのは、大地から響いてくるものなんだって、素直に感じさせてくれました。

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2006年08月25日

I'm not like everybody else---KINKS

ここのところ、TVで僕の大好きな曲がかかっています。
KINKSの「I'm not like everybody else」(邦題は「僕はウヌボレ屋」)
名曲「Sunny Afternoon」のシングルのB面として、1966年6月に発売されました。

1966年6月といえば、ビートルズの来日です。
The Beatles Live In Japan Document 1966
先日、来日40年としてNHKで放映された「ビートルズの103時間」を見ると、当時の様子がよくわかります。

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2006年08月13日

尺八と実験用ガラス器

昨日は、三春堂さんのギャラリーに
実験用ガラス器展」を見に、そして、かずさんの土曜喫茶でおいしいコーヒーを頂きにうかがいました。
そしたら、サプライズで、なんと尺八の生演奏を聴くことが出来ました。

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2006年08月11日

ワーン・マーシュはすごかった!

先日の、ビル・エヴァンスの「クロスカレント」で
ワーン・マーシュのことが気になってっていることを書きましたが
調べていたら、すごい音源を見つけてしまいました。

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2006年07月26日

U2延期公演 決定!

あきらめていた頃に、メールが来ました。

アーティスト側の事情により、公演が延期となっておりました
『U2“VERTIGO//2006”TOUR』の延期公演が下記の通り決定いたしました。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
     ◆◇◆ 『U2“VERTIGO//2006”TOUR』 ◆◇◆
     2006年11月29日(水)・30日(木)・12月4日(月)
         さいたまスーパーアリーナ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

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2006年07月22日

Psalm--「もんしぇん」公開記念ライブ


K100D、1/6sec、F5.6、ISO200

映画「もんしぇん」の主演、玉井夕海さんは、映画の脚本とともに音楽も手がけておられますが、その音楽をうんだ母体が「Psalm」という音楽ユニットです。

夕海さんのブログから紹介文を引用させていただだきますね。

Psalm (さーむ)
活動拠点熊本県 天草郡
プロフィール
玉井夕海 ・かりん(中川果林)を軸として’99年に発足した不定形ユニット。「うた」をテーマとし、企画ごとに形を変えてコラボレーションを行っている。そのジャンルは不明。現在のメンバーは、映画『もんしぇん』(製作シグロ・MK。2006年公開予定)のサウンドトラック制作の為に集った仲間たちだが、今後の形態は不明。

前置きが長くなりましたが
映画「もんしぇん」が、8月19日より上野一角座で一般公開を迎えるにあたっての記念ライブに、昨晩、おじゃまさせていただきました。
会場は、縁あってとのことで文京区にある光源寺というお寺のお座敷。
その天井に、夕海さんの姿が写っています。
それが、最初の写真。

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2006年07月08日

"drive"と"carry"

先日の「N響アワー」は
先頃なくなられた岩城宏之さんの追悼特集でした。
興味深い逸話が数多く語られたのですが
「オーケストラは"drive"してはいけない。"carry"する。」という言葉がとても印象的でした。

オーケストラは"drive"するものじゃあない。
"drive"とは、意のままに操縦する、というようなことでしょうか。
では、"carry"とは何なのでしょう?

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2006年07月04日

Hail to the Thief---Radiohead

Hail to the Thief---Radiohead
2003年6月
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村上朝日堂で、ダンキンドーナッツが好きだというのはある種の信仰告白だと村上春樹は言っていました。
Radioheadを好きだというのは、これもひとつの信仰告白なのかなと思います。
でも、好きか嫌いかという、そういう次元を飛び越えたものって、世の中にはありますよね。
僕にとって、Radioheadはそういうバンドになりつつあります。

実は、「海辺のカフカ」で、初めてこのバンドの名前を知ったのでした。

Radiohead

それで、小説に出てくる「KIDS A」を探しにレコード屋さんにいったけれど、
たまたまそのレコード屋さんになかったので、代わりにジャケットが気になったこの最新盤、といっても3年前の2003年に発売されたものですが、を手にしたのでした。

ともかく、このCD。最初に聞いたときのショックは久しぶりのものでした。
そうですね、僕の中では、JoyDivisionの「Closer」を聞いたとき以来でしょうか。

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2006年06月30日

ULTRA BLUE---宇多田ヒカル

ULTRA BLUE---宇多田ヒカル
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とにかく、聴いていると、宇多田ヒカルの言葉が印象的だ。
そこで、歌詞カードを読んでいたんだけれども
ちっとも言葉が頭に入らない。
言葉と、言葉が、印刷されている文字ではつながらず意味がつかめない、という不思議な体験。
しかし、いったん、そのサウンドのなかで立ち現れてくる言葉は
彼女の声帯から絞りだされる音をともなった言葉は
とても、とても自然に、耳に入ってくる。
その意味が伝わってくる。
メッセージがこちらに響くように届く。

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2006年06月15日

つのだたかし、明日館講堂、目白バ・ロック音楽祭

060614-tunodatakasi.jpg

昨日は、目白バ・ロック音楽祭のプログラムで
つのだたかしさんの演奏を聴きに明日館の講堂に出かけました。
目白に事務所があるというのは、こういうときに便利です。
プラス、自営業の強み。(みなさん、すみませんm(_ _)m)

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2006年06月13日

「静かな音楽」---つのだたかし

「静かな音楽」---つのだたかし
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「リュート奏者は人生の三分の一を調弦に費やす」
Wikipediaで「リュート」の項目を見ると、そんなことが書かれていました。

弦をはじくと「ブーン」とうなる。
これは楽器というもののひとつの起源ですね。
そこには原初的な響きがあります。
そして、リュートという楽器は、そのことを強く意識させてくれます。

それゆえの調弦の大切さ。

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2006年05月28日

「武満徹の宇宙」

takemitsu-cosmos.jpg

今日は、初台にある「東京オペラシティ」で行われた
「武満徹の宇宙」と題された、武満没後10年を記念するコンサートに行ってきました。

演目は
1,Cassiopeia
2,Asterism
3,Gémeaux

岩城宏之と若杉弘のダブルキャストの予定でしたが
岩城が体調不良により急遽降板、高関健に変更になっていました。
ソリストに
パーカッションの加藤訓子、ピアノの高橋悠治
オーボエの古部賢一、トロンボーンのクリスチャン・リンドバーグが名を連ねています。

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2006年05月18日

Bitches Brew---Miles Davis

Bitches Brew---Miles Davis
1969年8月19日〜21日録音
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ブラームスが交響曲の第一番を
ドビュッシーが交響詩「海」を作曲したのが、それぞれ43歳の時だったと
先日のエントリー
kompfさんに教えていただき
そうだなあ、ではマイルズはどうしていたのかな、と思って調べたら
こんなものをつくっていました。

1926年生まれで、1969年の時に43歳だったマイルズ。
ふーっ。すごい仕事をしていたんですね。

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2006年05月14日

VOICES---Stan Getz

VOICES---Stan Getz
1966年12月2日録音
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甘く優しいささやき
ムード音楽
このレコードを、ジャズのレコードと言ってすすめたら
嫌われるに違いない。
でも、このレコードの一曲目。
「Once」が流れ出したとたん
僕は身体ごと音楽に引き込まれてしまう。
音楽の魅惑があふれて、その大河に僕は飲み込まれてしまう。

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2006年05月09日

目白バ・ロック音楽祭

今年も「目白バ・ロック音楽祭」が行われます。

会期は、6月2日〜25日です。

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2006年04月18日

Steve Reich 1965-1995 [BOX SET]

Steve Reich 1965-1995 [BOX SET]
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ちょっと前になるが、
スティーブ・ライヒの音楽をまとめて聴く機会があった。
彼の作品に貫かれていているのは
「構築」への強い意志だと感じた。

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2006年04月13日

Fantasista! Mozart

うわっ、と、昨日に引き続き今日も黄色です。
(って、昨日のあれは今日の前振りか!)
タワーレコードがNAXOSレーベルと組んで、音楽ライターの山尾敦史さんの構成・選曲でつくった
目から鱗、10枚組、モーツアルトボックスです。
収録時間、なんと12時間で、税込み2500円。わっ!

今年は生誕250年ということで、GWには『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2006』なるものも東京国際フォーラムで開かれます。
そちらはちょっと行けないのですが、この10枚組があれば、このモーツアルト年を充実したものと出来るでしょう。

Fantasista! Mozart

この10枚組はただのモーツアルトコンピュレーションではないのだな。
最初の5枚は、モーツアルト名曲集の趣もあるけれども
残りの5枚はくせものです。

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2006年03月21日

U2来日延期・・・というか・・・

【U2 日本公演  チケットをご購入のお客様へ】

このメールは@電子チケットぴあならびに提携サービスにて「U2 日本公演」をご購入の方にお送りしております。

平素より@電子チケットぴあならびに提携サービスをご利用いただきましてありがとうございます。

4月4日(火)横浜:日産スタジアムにて開催を予定しておりました『U2“VERTIGO//2006”TOUR』は、アーティスト側の事情により、やむを得ず公演を延期する運びとなりましたので、改めてお知らせさせて頂きます。
この度の延期は、メンバーのひとりの家族の病気の為、現在行われておりますワールド・ツアー全公演の延期が避けられない状況となったことによるものです。

当初、公演予定であった4月4日(火)が近づいてまいりましたが、ワールド・ツアー再開の時期に関して現在調整中の為、日本公演の振替公演の開催日程等は、現在未定となっております。

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2006年03月18日

Astral Weeks---Van Morrison

Astral Weeks---Van Morrison
1968年11月発売
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一夜の嵐が過ぎて
日差しが変わる。
あたりの木々が、ざわつき始め、
一気に芽をふくらませるそのエネルギーは
芳醇な色気となって、新しい季節の象徴となる。
土の香りがする。
日差しが黒い土の扉を叩くとき
微生物達が目を覚ます。
発酵と分解が儀式のように繰り返されて
土の残り香を際だたせ、その面を火照らせる。
春だ。

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2006年03月14日

Live Music ArchiveとGrateful Dead

Kai-Wai散策のmasaさんの記事にコメントさせていただいたら
Grateful Deadの音源を送ってくださった。

送り主のmasaさんに、これは海賊盤なんですかと尋ねれば
いや、それは違いますね、という答えが返ってきた。

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2006年03月10日

Brahms: Double Concerto---Bernstein

Brahms: Double Concerto---Bernstein, Kremer, Maisky
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小早川伸木の恋」を、なぜか欠かさず見ている。
柴門ふみの原作ということで、おおよそ、話の感じは予想できるし、実際その通りで、見事に期待に応えてくれる。面白いか、と聞かれれば微妙だが、新年から三谷幸喜の映画が続いて、僕としても唐沢寿明づくしだったので、そのまんま波にのっている感じでもある。
それにしても、いやあ、しかし、自分の好きな曲がドラマのなかで、それも重要な役割で出てくると、ちょっと恥ずかしい感じもしてしまう。

「ブラームス ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」

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2006年03月04日

「音楽」---小澤征爾、武満徹

060207-ongaku.jpg

「音楽」
著:小澤征爾、武満徹 出版:新潮文庫
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今年は武満徹没後10年ということで
初台のオペラシティなどで様々なイベントが企画されています。
武満徹に関する著作もいくつか出版されるようですね。
武満の書く文章は詩的で独特のトーンがあってとっても好きです。
しかし、詩的な言葉はとても幻惑的で、そこにいる武満徹という存在も
ここになき者として、そこにいたりします。
一方で素顔の武満、等身大の武満というものは、この本のような対談(なまの言葉)のなかにいるのだと思います。
学生時代に読んだ文庫本を掘り起こしてきて、もう一度読んでみました。

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2006年02月22日

The Essential Johnny Cash

The Essential Johnny Cash
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なんだかんだと今まで音楽を聴いてきたけれども
踏んでこなかった石が結構沢山あることに最近気づく。
先日、建築家ルイス・カーンの映画を観に行ったときに
予告編で流れていた「ウォーク・ザ・ライン」。
ジョニー・キャッシュの人生を描いた映画だっていうんだけれども
ジョニー・キャッシュって誰?なんていっている僕がいたりする。

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2006年02月21日

The Freewheelin' Bob Dylan---Bob Dylan

The Freewheelin' Bob Dylan---Bob Dylan
1962年7月9日〜1963年4月24日録音
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ほとんどギター一本
それだけ。

僕が生まれる1963年5月の直前、
というか、僕が胎内にいる間につくられたレコードですね。
というわけで、
僕のボブ・ディラン体験は「ストリート・リーガル」からで、
僕はボブ・ディランの時代を共有しているわけではないのだけれども
ギターって、こんなふうに弾くんだよね、と
ひさしぶりに聞いていて思った。

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2006年01月27日

モーツアルト:ピアノ協奏曲27番--イングリト・ヘブラー

Mozart :Piano Concerto No.27---Ingrid Haebler
1959年5月録音
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今日はモーツアルトの誕生日なんだそうです。

人間いけないもので
一度心を奪われてしまうと、後には引き返せなくなります。
このヘブラーの協奏曲も
僕の中で、トラウマ的存在として
きっと、これからもあり続けるのでしょう、きっと。

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2006年01月02日

J.S.Bach The Sonata and Partitas---Gidon Kremer

J.S.Bach The Sonata and Partitas for Violin Solo---Gidon Kremer
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目の前にある「音」。
一つ一つの「音」。
それらの「音」は、それぞれがほかのすべての音の響きの中に内包され
そこにある。
「音」と「音」、「余白」・・・・・。その「つながり」、そして「関係」。
構築されたもの。
目の前にある、確かな。「音」の、存在。
「音」と「音」が築く空間。
構築された伽藍のような。

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2005年12月22日

Tchaikovsky: Symphony No4----Bernstein

Tchaikovsky: Symphony No4
Bernstein, New York Philharmonic
1989年10月ライブ録音
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山尾さんチャイコフスキーを聴いている記事を読んだ。
山尾さんの文章は不思議なもので、
読んでいると僕もチャイコフスキーが聴きたくなる。
思えば、季節はもう冬。
襟巻きだって欠かせない街角で
iPodに入れたチャイコフスキーはよく似合う。

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2005年12月08日

「平和の祈りをこめて」---ジョン・レノン

「平和の祈りをこめて」(LIVE PEACE IN TORONTO)
---John Lennon
1969年9月13日録音
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年の瀬を何に感じるか、人様ざまだとは思いますが
僕は、12月8日(日本時間だと9日)が近づくと年の瀬を感じます。

ふらりと立ち寄った、近所の図書館に
何気なく置いてあったこのCDを手に取れば、すでに僕はひとつの世界にとらわれ、て、いる、ことに気がつくのです。

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2005年12月03日

「意味がなければスイングはない」---村上春樹

「意味がなければスイングはない」
著:村上春樹 出版:文芸春秋社
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村上春樹の新刊エッセイ。
季刊「ステレオサウンド」に連載されていたものが一冊の本になって出版されました。
かねてから、音楽についてのまとまった文章を書いてみたかったと語る
皆さんご承知の音楽好きであるところの村上春樹さんの、音楽への思いの丈が語られています。
シューベルトのピアノソナタは「海辺のカフカ」でも出てきたなあとか、
ブルース・スプリングスティーンのこと、
ブライアン・ウイルソンとビーチ・ボーイズのこと、
へそ曲がりなウイントン・マルサリス論。
などなど、どれも、興味深い内容のものばかりですが、
スタン・ゲッツについて語る村上の言葉が特に僕の胸に響きました。

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2005年11月18日

テリー・ライリー 最終日はトークセッションでした

Terry Riley Tokyo 3days 2005
僕は勝手にそう呼んでいますが
正式には「パシフィック・クロッシング 2005」というフェスティバルの東京公演のことです。
東京での会場は目白の自由学園講堂で、
三日間にわたり、二日間はコンサートで
最終日(11月17日)は「トーク&デモンストレーション」でした。
僕は二日間のコンサートに引き続き最終日も会場に足を運びました。
コンサートでは定員いっぱいの(とは言っても300名ほどですが)
会場は人であふれていたのですが、
昨晩のトークでは50人いたかどうかという
とても家庭的な雰囲気でした。

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2005年11月17日

「ビート経文--テリー・ライリーとビート詩人たち」

昨晩はテリー・ライリーの来日コンサート
東京での二晩目にでかけた。
昨日の初日に比べて演奏がなれてきた、と言うと変だが
ギターの音などもよく鳴っていたと思う。
世界初演の「ムーンシャイン・ソナタ」も二晩目となり
ギターのタネンバウムと、まさに一体となった演奏ですばらしかった。
しかし、昨日書いたような
ブルースなどのルーツミュージックとのつながりは 
二日目の演奏では強く感じなかった。
どちらかというと、
キーボードとギターのそれぞれが、お互いの響きを体で受け止めあって
ひとつの大きな響きを創っている、そんな感じの演奏だった。
それは、僕が、学生時代に抱いていた
雨 ame」のアイデアを
ライリーも感じているのではと、そんな思いで聞いていた。

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2005年11月16日

「賢者の手---テリー・ライリーのピアノ」

昨晩(11月15日)は自由学園明日館講堂にて
テリー・ライリーのコンサートがあった。
開場となる6時半にいったら、すでに整理券が配布され人混みになっていた。
僕の整理番号は83番。

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2005年11月03日

シュトゥットガルト室内管弦楽団トリオ

すでに昨晩になりますが、芸大の奏楽堂で行われた
シュトゥットガルト室内管弦楽団トリオの演奏会を聴きに出かけました。
「芸大の奏楽堂」を目指していったら、なんと「奏楽堂」と呼ばれている建物がふたつあって
僕は、芸大音楽部の真新しい奏楽堂の前でその事実を知って、汗をかきかき道を戻るなんていうこともありましたが
(ほんと、そそっかしいですね)
開演前には無事に席を確保できました。

さて、今回の演奏会は、今月、11月10日より、東京芸術大学 大学美術館で行われる「吉村順三展」を記念するイベントです。
今回の演奏者のなかで、ヴィオラを演奏される林徹也さんが、吉村順三さんの奥様である吉村多喜子さんにヴァイオリンを師事されたということが、本日のパンフレットに書かれていました。そういう縁で実現した演奏会ということなんでしょうね。

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2005年11月02日

Rosenfole---Agnes Buen Garnas

Rosenfole: Medieval Songs from Norway
----Agnes Buen Garnas & Jan Garbarek 1989年 ECM
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「うた」というのは大地に根ざしたもの。
大地からうまれ、天空へと響く、声が。
北の大地に響く声が、漂着する、ここに。

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2005年10月21日

Keith Jarrett Solo #159

p.m. 7:00 Oct.20 at Tokyo Metoropolitan Art Space
僕はそこにいた。

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2005年10月16日

Mahler: Symphony No. 9---Bruno Walter

Mahler: Symphony No. 9---Bruno Walter
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1938年1月16日。
今から70年近く前のウイーンフィル定期公演会の録音。

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2005年10月15日

Mahler: Symphony No.9----Bernstein

Mahler: Symphony No.9----Bernstein
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テリー・ライリー来日の情報を最初に発信してくださった
山尾さんがブログでマーラーを聞いているという記事を書いていた。
滋味あふれるクーベリック
それを読んだ僕も、無性にマーラーが聞きたくなってしまった。

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2005年10月03日

The Complete U2

iTunes Music Store

iPod U2 Special Editionが発売されたのは昨年の11月。
U2を支持する僕としては
かねてから欲しかったiPodにU2の特別仕様が出たのは
驚きであるとともに、ちょっと嬉しかった。

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2005年09月29日

A Rainbow In Curved Air---Terry Riley

A Rainbow In Curved Air---Terry Riley
amazon

MADCONECTIONのiGaさんの記事を読んだ時にはホントに驚いた。
テリー・ライリー来日、そしてコンサートが行われる!
そして、なんとその会場(東京)は
僕の通勤路にある、自由学園明日館の講堂。それも三日連続ということなのだ。
○「テリー・ライリーが」(MADCONECTION)

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2005年09月02日

You Must Believe in Spring---BILL EVANS

You Must Believe in Spring---BILL EVANS
1977年8月23,24,25日録音
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最初の一音から秋の空気の張りつめた感じがひろがる。
スタジオで録音された、ピアノトリオとしては最後の演奏。

美しい、究極の表現、完成度が高い、
などなど、このレコードに寄せられる賛辞の数々は数えきれない。
しかし、このレコードを聴く時の、
この「せつなさ」はいったい何なんだろうか?

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2005年08月09日

「思い込み」--小椋佳

小椋佳に夢中だった中学生の頃を思い出して
久しぶりに彼のレコードをたて続けに聴いていた。
なかでも、僕が生まれて初めて買ったLPレコード「夢追い人」に収録されている「思い込み」を繰り返し聴いています。

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2005年07月04日

TBS情熱大陸ーー菊地成孔

TBS情熱大陸菊地成孔がでていた。
菊地と言えば東京大学で行われた講義をまとめた「東京大学のアルバートアイラー」だ。
僕も、この本の記事をこのブログに書いたが、
アクセス数をみるとすごい人気となっている。
菊地の人気の高さ、菊地への関心の高さがよくわかる。

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2005年06月28日

Seven Steps to Heaven---Miles Davis

Seven Steps to Heaven---Miles Davis
1963年4月19日、5月14日録音
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1960年代を通して、ジャズが変質してゆく過程のなかで
それぞれのミュージシャンにとっての分岐点というものがあるとすれば
僕はマイルスの分岐点をこのレコードに聴いてしまいます。

そして、このレコードが録音された前日の1963年5月13日は
僕がこの世に生を受けた日です。(マイルスとぜんぜん関係ない)

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2005年06月27日

Aja---STEELY DAN

Aja---STEELY DAN
1977年発表
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昨年、iPodを購入してからというもの
音楽を聴く機会がすごく増えた。
とくに
iPod+シュアの組み合わせ
雑音の多い満員電車でも音楽をそれなりに聴く事が出来るようになって
当初の予想を遥かに超えて、僕の音楽生活は活気づいた。
スティーリ・ダンは高校生の時から好きだった。
特にこの「エイジャ」、発売ほやほや、LPで何度も何度も繰り返し聴いた。
CDはボックスセットで買って置いてあった。(大人買い!)
でも、なかなか聴く機会もなかったのが、iPodで(iTuneに取り込んで)最近聴くようになった。
それにしても、いやあ、このレコードの良さは、ほんと、変わらないですね。

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2005年06月11日

MILES DAVIS VOLUME 1、2

MILES DAVIS VOLUME 1
(→amazon
1952年5月9日、1953年4月20日録音

マイルス率いるオールスターセッション。
1954年の「Walkin'」に向けて突き進む、若きマイルスの姿がここにある。

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2005年05月30日

Since We Met----BILL EVANS

Since We Met----BILL EVANS
1974年1月11,12日 Village Vanguard (new York)でのライブ
amazon

ビル・エヴァンスは何度もトリオでニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードに出演している。
最も有名なのは、スコットラファロとのトリオで出演した時のもの。
1961年6月25日。
そして、それから13年後のこのライヴ。
僕は、エヴァンストリオでのゴメスは、
どうしても、あの彼特有のバチバチ叩き鳴らすような弾き方が気になってしまう。
でも、ここでの演奏は彼がそのことを意識しているのかどうかわからないが、
叩きつけるような弾き方を彼はひかえている感じ。
そんな、ちょっと柔らかくなったゴメスのベースとビルのピアノが
ヴァンガードの空間を突き抜けて、僕の耳に飛び込んでくる。

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2005年05月25日

雨 ame

ame-theme.jpg
高校生の時(1980年代前半)にギターばかり弾いている日々をすごしていた。
ロックを聞き、自分で曲を作り、そしてジャズと出会って即興演奏に心引かれる。
当時はブライアン・イーノのアンビエントミュージックにも影響された。
ケチャが話題になった頃でもある。
そんな頃に作曲したのがこの「雨」という曲だ。

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2005年05月24日

In C---Terry Riley

In C---Terry Riley
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1964年作曲のミニマルミュージックの古典。
テリーライリーはミニマルミュージックの巨匠。
ミニマルミュージックとは同じフレーズの繰り返しによる音楽。

ここでは、いくつかのフレーズが作曲者により与えられてるのだが、
そのフレーズを演奏する楽器の指定がないことに始まり、
誰がどのフレーズを何回くりかえして演奏するか、それらがすべて演奏者の判断にゆだねられている。
だから、この曲は演奏されるたびに違う姿で現れる。
そして、作曲者によって用意されたフレーズは
とても簡単なもので、誰にでも演奏出来るのだ。

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2005年04月30日

Breathe---UA

Breathe---UA
amazon

UAの新譜。3月30日発売。
前作「SUN」からちょうど一年で発表されたこの「Breathe」。
「SUN」でガムラン音楽を取り入れ、空間を響きで埋めるような音でアンビエントな指向を感じさせたUAの世界だが、そのアンビエントな指向が、今回はさらに強くなっている印象。
インタビューを読むとギターの内橋和久の存在の大きさがわかる。
たぶん、ギターシンセサイザーの登場以来、ギタリストはギターから、とてもギターとは思えない音を生み出してきた。前作のガムラン音楽でひろがった世界が、内橋のギターで、さらにひろがっていると感じる。
ひょっとして、「SUN」で競演したドラムスの外山明のたたき出すビートがUAのなかのなにかを目覚めさせたのだろうか。

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2005年04月11日

沖縄漫談 平成ワタブーショウ---照屋林助

沖縄漫談 平成ワタブーショウ---照屋林助
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照屋林助は音楽家であるが、漫談家でもある。
語りの芸が彼の中には流れている。
語り、歌い、沖縄を行脚した彼のショーは「ワタブーショー」という。
そして、このCDには、彼の語りと歌が詰め込まれている。

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2005年04月09日

JESSE VAN RULLER TRIO

4月8日、BLUE NOTE 東京(夜の部)にてJESSE VAN RULLER TRIOの演奏を聴いた。

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2005年03月29日

Motown 40 Forever--Various Artists

Motown 40 Forever
amazon

モータウンレーベル40周年の歴史を凝縮した2枚組み。
音楽のもつ「優しさ」がここには詰め込まれています。

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2005年03月17日

Kind of Blue---Miles Davis

Kind of Blue ----Miles Davis
1959年3月2日、4月22日録音
amazon

名作「Kind of Blue」は誰が作ったのか?

収録曲の「Blue in Green」が、実はクレジットとは異なりビルエヴァンスの作曲だったと言うのは既知の事実。しかし、作曲とはなにか?

「ジャズに名演あり、名曲なし」というのは誰がいったのだろうか。

このレコードに収められている曲は名曲だろうか?
名曲とは言えないと思う。
名曲とは誰が演奏しても、なにかが伝わってくるような曲だ。
このレコードの曲は、このレコードでしか生きてこない。

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2005年03月12日

チャーリー・パーカー 没後50年

今日は、チャーリー・パーカーの命日とのこと。
1955年の今日。享年34歳。そして今年は亡くなって50年目。生きていたら84歳です。

The Complete Studio Recordings on Savoy Years
amazon

パーカーといえばダイアルでの録音の方が有名かもしれないが、このサヴォイも良い。
でも、この4枚組みの完全盤を通してきくのはかなりしんどい。
別テイクが山盛りになっていて、なかには数秒のテイクもあって、落ち着いて聴いてられないということ。それから、サヴォイとはいいながら、ミュージッククラフトやギルドといったレーベルの音源も収録されているから、ちょっとややこしい。
でも、若きマイルスやディジー・ガレスピーとの共演など聞き所盛りだくさんでもある。

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2005年02月26日

In Praise of Dreams---Jan Garbarek

In Praise of Dreams---Jan Garbarek
2004年ECM
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北欧のテナーサックス奏者Jan Garbarek(ヤン・ガルバレク)が昨年発表した最新作。
第47回グラミー賞のCategory 45 - Best Contemporary Jazz Albumにノミネートされた。ちなみに受賞したのはBill Frisell のUnspeakable。→詳しくはHMV
ここで聴かれるのは、テナーの音とビオラの音が優しくかさなりながら「そこにある」、そんな音楽。

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2005年02月25日

Mugam Sayagi---Kronos Quartet

Mugam Sayagi: Music of Franghiz Ali-Zade---Kronos Quartet
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クロノスカルテットの新譜。ジャケットが綺麗。
(2005年1月29日米国発売)
共演者のFranghiz Ali-Zadeはアゼルバイジャン生まれで今回の作品の作曲者。
彼女は、なんとYO-YO-MAが主催するSilk Road Projectのメンバーであり、The Silk Road Ensembleのメンバーでもある。The Silk Road EnsembleはNHKで今年のお正月から始まった「新シルクロード」の音楽を担当している事で有名だ。
クロノスのファンとしてこのCDを買った僕は後からこのことを知った。

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2005年02月19日

Bridge---Sonny Rollins

Bridge---Sonny Rollins
1962年1月30日、2月13日、14日録音
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1959年9月。ちょうど29歳のソニーロリンズは音楽界から姿を消す。
雲隠れしている間、肉体的鍛錬、精神修行に励み、イーストリバーのウイリアムズバーグ橋の上でサックスを吹く日々を送っていた。そして2年が過ぎロリンズは再び人々の前に戻ってくる。
このレコードはその復帰第一作。「橋」というタイトルは日々の練習に明け暮れたウイリアムズバーグ橋にちなんでつけられた。
僕はこのレコードを聴きながら「記録されると言うことの残酷さ」について考えてしまった。

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2005年02月14日

'Round About Midnight--Miles Davis

'Round About Midnight--Miles Davis
1955年10月27日、1956年6月5日、9月10日録音
amazon

最初に聴いたマイルスのレコードだけれども
マイルス入門ならこの一枚でしょ。
何せジャケットがカッコいい。選曲も良い。演奏も良い。
非の打ちどころがないなあ。
ヴァレンタインデイにも良い。
マイルスの入門というだけでなく、モダンジャズの入門としてもおすすめです。

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2005年02月10日

Live at the Fillmore East --Miles Davis

Live at the Fillmore East --Miles Davis
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ロックの殿堂、フィルモアイーストでの1970年6月のマイルスグループのライブ。
チック・コリアにキース・ジャレット、ベースがデイヴ・ホランド、ドラムスがジャック・デジョネット。
メンバーも凄いが演奏はもっと凄い。

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2005年02月03日

Beauty Is A Rare Thing: The Complete Atlantic Recordings

Beauty Is A Rare Thing: The Complete Atlantic Recordings
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オーネット・コールマンがアトランティックレーベルに吹き込んだ演奏を
録音順に並べて収録した6枚組みのボックスセット。
6枚を通して聴いてみて、オーネットコールマンが少しわかった気がした。

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2005年01月25日

ジャズ・じゃず・Jazz--僕のジャズ原点

「ジャズ」という言葉からイメージされる音楽について考えました。
おもうに、やはり、この「ジャズ」という括り方はかなり乱暴ですよね。

c.c.minton.gif

Charlie Christian/Dizzy Gillespie/Thelonius Monk
(邦題:ミントンハウスのチャーリークリスチャン)
amazon
最初に買ったジャズのレコード。
なぜか、今入手できるジャケットは黒地になっています。

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2005年01月19日

Explorations---Bill Evans

Explorations---Bill Evans
1961年2月2日録音
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スコット・ラファロ、ポール・モチアンとのファーストトリオのスタジオ録音は
1959年の「Portrait In Jazz」とこの「Exploration」の2枚しかありません。
良くビルエヴァンスの入門として、ヴィレッジヴァンガードでのライブである
「Waltz For Debby」や「Portrait In Jazz」を勧める人がいますが
僕だったらこの「Exploration」を、真っ先におすすめします。
それくらい、このレコードは完成度の高いレコードだと思います。
聴けば聴くほど、じわーっと凄さが身体に染みてきます。
一瞬のひらめきのように、突然 今まで見えていなかったものが見えてきたりもします。
そんなレコードには、なかなかお目にかかれない。ほんとうに素晴らしいレコードです。

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2005年01月17日

Berg: Violin Concerto / Perlman, Ozawa

Berg: Violin Concerto / Perlman, Ozawa
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Alban Bergは1885年(120年前!)2月9日生まれの作曲家。
Arnold Schoenbergの弟子で
師匠のSchoenberg、Anton Webernとともに新ウィーン楽派のメンバー。
このヴァイオリン協奏曲は実に美しいなあと思う曲です。

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2005年01月12日

Portrait in Jazz--Bill Evans

Portrait in Jazz--Bill Evans
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1959年12月28日の録音

黒メガネにスーツ姿で、髪の毛は7-3というか9-1くらいにきっちりわけてあって
ぼーっと青白い顔。
何でこんなジャケットなんだろう?
あらためて不思議に思います。

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2005年01月02日

TABULA RASA--Arvo Pa¨rt

TABULA RASA--Arvo Pa¨rt
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むかしむかし、なにげなく手にしたECMレコードのサンプル盤に入っていた
Fratresを聴いてこころうたれた。

Gidon Kremer --Violin
Keith Jarrett----Piano

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2004年12月30日

SOMETHIN' ELSE---Julian"Cannonball"Adderley

SOMETHIN' ELSE---Julian"Cannonball"Adderley
1958年3月9日録音 →amazon

リーダーのクレジットがキャノンボールだけれども、実はマイルスだったというのは有名な話だけれども、実はそれもただのうわさ話って言う人もいたりします。
そのマイルスはといえば、同じ頃に「MILESTONE」を2月4日と3月4日に録音していますから
この「SOMETHIN'ELES」はその直後の参加。
昔々、日本国の人気歌手は暮れの日本レコード大賞の出演を終えてから駆け足でNHKホールへ紅白歌合戦に間に合うように移動していた、みたいです。(?)
それはともかく、このくらいぴったり時期がかさなる録音も珍しい、暮れに聴きたい一枚です。

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2004年12月25日

Sketches of Spain---Miles Davis

Sketches of Spain---Miles Davis
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1959年11月15日、20日と1960年3月10日の録音

北風がピュー。
落ち葉がザワザワ。
そして、ギル・エヴァンズのオーケストラにむせび泣くマイルスの音色。

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2004年12月16日

UP,UP AND AWAY---Sonny Criss

sonny_riss-upupand.jpg

UP,UP AND AWAY---Sonny Criss
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超有名な名盤で持っていないものはかなりあるのに
こういうのを一枚だけぽつんと持っていたりします。

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2004年12月09日

Rock'n'Roll----John Lennon

Rock'n'Roll----John Lennon

アメリカはニューヨーク、自宅であるセントラル・パーク72番通り「ダコタ・ビル」の前で
ジョン・ウィンストン・オノ・レノンが射殺されたのが
1980年12月8日。(日本時間だと12月9日)
殺害したのはマーク・チャップマン。
彼が愛読していた「キャッチャー・イン・ザ・ライ」。
ジョン・レノンは銃弾に倒れたが、その魂はこうしてレコードとなり
今でも僕らの耳に届いている。
記録されるということの不思議。
映画「ソウル・オブ・マン」でも
1930年代に記録されたレコードがあったおかげで
ふたりのブルースマンは60年代に蘇った、再び注目されることになった。
歴史に埋もれる多くの人・事。
その発掘作業は、ときとして地道なものとなる。あるいはいくつかの偶然の積み重ねか。
しかし、このレコードがあるかぎり
ジョン・レノンとロックンロールは強く結びついたまま深く安らかに記憶の中に眠るであろう。
忘れ去られた頃にそっと揺り起こされるために。

ジョンの魂に合掌。

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2004年12月03日

Everybody Digs Bill Evans--Bill Evans

Everybody Digs Bill Evans : Bill Evans
amazonで詳しく見る

1958年12月15日録音。
ビル・エヴァンスは1958年2月から11月まで
マイルス・デイヴィスのグループに所属していました。
その時の記録はマイルスの「At Newport 1958」(→amazon
とか「Jazz At The Plaza」(→amazon
「1958マイルス」(→amazon
などで聞くことが出来ます。
そして、このレコードはマイルスグループ退団直後の録音ということになります。

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2004年11月18日

How to Dismantle an Atomic Bomb--U2

How to Dismantle an Atomic Bomb---U2
→amazonで詳しく見る

「これは、僕らのファーストアルバムだ」
ボノのこの言葉には
レトリカルな響き、コピーライターの思惑、そんなものが一切ない。

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2004年11月17日

COLLECTORS' ITEMS---Miles Davis

COLLECTORS' ITEMS---Miles Davis

1956年3月16日録音(一部1953年1月録音が含まれます)。
絶好調のSonny Rollinsを従えたMiles Davis。
陽の目を見なかったお蔵テイクの寄せ集めみたいなタイトル。
ちょっと損をしていますねえ、このレコード。
内容は素晴らしい。
冒頭から引き込まれますが、
なかでも最後の「In Your Own Sweet Way」での
Milesの最初のひと吹きが秀逸です。

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2004年11月05日

「ポートレイト・イン・ジャズ」--和田誠、村上春樹

「ポートレイト・イン・ジャズ」
著:和田誠、村上春樹
ISBN:4-10-353407-9  出版:新潮社 定価:2500円(税抜き)

僕はジャズが好きだ。結構聴いている。
でも、まんべんなく聴いているわけではない。とても、かたよりがある。
この本には、26人のジャズミュージシャンが登場する。
知っている名前もあるし、相当に聴き込んだ人もいる。
一方、全然縁のなかった人の名前もいる。
なかでもビリー・ホリデイ。
僕はこれまでほとんど聴いていなかった。

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2004年11月04日

Skies of America--Ornett Coleman

Skies of America--Ornett Coleman
「アメリカの空」--オーネット・コールマン
ロンドン交響楽団(指揮:デヴィッド・ミーシャム)
(録音:1972年4月)

オーネット・コールマンが描く「もうひとつのアメリカ」
オーネットが見上げる「アメリカの空」はどんな色をしているんだろう。
オーネットはいつでも、「もうひとつのアメリカ」を見ていた。

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2004年10月29日

All That You Can't Leave Behind--U2

All That You Can't Leave Behind / U2

ストレートなロックとメッセージと。
このCDは、2000年10月に発売されたのだから、いまちょうど4年になります。

Who said that if you go in hard
You won't get hurt
(from "Peace on earth")

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2004年10月27日

iPod + U2

おおおおおっと。

iPod + U2

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2004年10月25日

「小椋佳の世界」-NHKアーカイブス

NHK-archives.jpg

NHKでは日曜日の深夜(正確には月曜日)に過去の番組の再放送をやっている。
新聞などのテレビ欄には「NHKアーカイブス」とあるのがそれだ。

10月24日の放送は
「小椋佳の世界」だった。

それにしてもみなさん「小椋佳」って知っていますか?

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2004年10月20日

U2 新譜

041020-u2.jpg

U2の新譜がでるようだ。
タワーレコードにも発売日のお知らせがでていた。

公式ホームページで視聴出来る。

--追記--
iPodのCMにも使われるとのことで
アメリカのアップルのサイトでそのCMを観ることが出来る。

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2004年10月13日

BOOKER LITTLE

TIME盤の「BOOKER LITTLE」とタイトルのついたこのアルバムは
僕にとって特別な「何か」であって
それは単なるJAZZというジャンルのレコードではないのかもしれない。

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2004年09月29日

Thelonious Monk Straight,No Chaser

t_m.jpg

Thelonious Monk Straight,No Chaser
「セロニアス・モンク ストレイト・ノー・チェイサー」

ジャズピアニストのセロニアス・モンクの記録フィルムを中心に構成されたドキュメンタリー。

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2004年09月21日

COLTRANE The Complete 1961 VillageVangure Recordings

Jazzに詳しくなくても、John Coltraneの名前を知らない人はいない。
このボックスセットは1961年11月にNewYorkのJazzClub VillageVanguardで行われたライブの様子を伝えてくれる。

COLTRANE The Complete 1961 VillageVangure Recordings

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2004年09月13日

BLUES ette /Curtis Fuller

試験が終わって
「やったー」と、その足で本屋に行って
村上春樹の新刊「アフターダーク」を買ってきて
帰りがけの電車で読んでいたら
いきなり、Curtis Fullerの「Five Spot After Drak」が本の中で流れていた。

続きを読む "BLUES ette /Curtis Fuller"

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2004年09月07日

BILL EVANS/The Complete Live at The Village Vanguard 1961

BILL EVANS/The Complete Live at The Village Vanguard 1961

1961年6月25日
NYのJazzClub VillageVanguardで何が起こったのか?

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2004年07月14日

「武満徹のエラボレーション」

dw.jpg

先日、新聞の朝刊を何気なく見ていたら
大江健三郎の文章を見つけた。
そこに書かれていた「エラボレーション」という言葉。
「elaboration」。直訳では「推敲」。
大江健三郎は、武満徹が自らの作品を磨き上げるように作曲していった
そのつくり方に対して
「エラボレーション」という言葉を使った。

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2004年07月01日

UA 6月30日 渋谷公会堂

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6月30日 UA 渋谷公会堂。7時開演。
白い一枚の布。
UA以外のメンバーの着ている服も白。
さまざまなビジュアルエフェクトが大型のプロジェクターでそこに投影される。

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2004年05月10日

UA 空の小屋と 音楽の喜びについて(ドレミノテレビ)

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NHKトップランナーにでていたUAがDVDに収録されたこのLiveについて語っていたのを聞いて、どうしても観たくなって買ってきたのです。いやはや、すごいライブです。涙が出ました。

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2004年04月12日

UA・マイルス・ベートーベン

SUN---UA
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UAの「Sun」を聴きながら考えた。
最初に耳にしたとき、音楽が頭の中でうまく形にならなかった。
音楽というのは、音階などのルールがあってそれを聴く側がうまく認識できないと、乱暴な言い方をすればただの雑音でしかない。UAの音楽も雑音のように僕の耳に最初は届いた。

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