新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。年末は29日から故郷の岐阜県中津川市加子母(かしも)村に帰っていました。

 

29日は残った仕事を片付け、30.31日は実家の大掃除に参加。お昼ご飯を食べたら相棒のデジカメを持って、腹ごなしに家の周りをブラリ散歩に出掛けました。古くから林業を生業としてきたこの地域では、製材工場も多く家の近所でも多くの木との結びつきを目にすることが出来ます。

合板を作る時に出る、直径3cm程度の丸い棒。大根をカツラ剥きするように、丸太もカツラ剥きして合板の積層材をつくります。丸い棒に見えている細い線は、丸太を機械で固定する時のもの。

こちらは板材の木口。年輪をみると、どの板にも木の芯部分が含まれています。

柱材の木口。下段の半分は太さ120㎜の柱になり、上段は床の下地となる大引きに。

 

建築用材としてつかわれること多い東濃ひのき・長良杉(ながらすぎ)。合板・板材・柱材になる以外にも、各家にはさまざまな木口。冬場の朝方は-10℃前後になるこの地域。多くの家で薪ストーブを使っています。薪ストーブとセットなのが薪置場。高温になり過ぎず火持ちがよいことから、薪にも使われることが多い広葉樹。

製材時に出る木端(写真下)は、焚き付け用の薪として余すところなく使われます。

 

一時間半ほどかけて景色を観ながらブラブラと歩き、木口を見つけてはシャッターをきりました。写真を撮りながら、木が色々な用途で使われている事を再確認した年末でした。

 

中島工務店 中島創造