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2005年08月20日

CD_House 図面読み合わせ

[0503---CD_House ]

今日は、CD_Houseの図面の読み合わせをおこなった。
CD_HouseはOZONE家づくりサポートの「建築家コンペコース」のシステムによっている。
このシステムでは、実施設計が完了した時点で
依頼主、OZONEの担当者、そして設計者が顔を合わせて
図面の内容を確認する。

普段の仕事では、設計者である僕が工務店への見積もり依頼の前に建て主さんに見積もり用の図面を一通り説明するけれども、第三者立ち会いのもとでの図面の確認という作業はやらない。
でも、こうしてOZONEの担当者の立ち会いのもと一緒に図面を見てゆくと、いろいろな発見がある。

工事が始まると、現場は建て主さん、工事の人、そして設計者である僕の三者で、様々なことが話し合われ進められる。そんなときに、設計者は建て主さんと工事の人との間に立つ役割を担うことも多く、そのことによって現場の動きを円滑に、かつ柔軟にできるものと思っている。

今回のような第三者の立ち会いによる図面の読み合わせでは
現場の時でいえば、僕の立場が工事の人になっていて
OZONEの担当者が現場での設計者の役割を担っているなと感じた。

第三者という立場の重要性は今後ますます多くの人に認識されてゆくだろう。

住宅のプロデュースという仕事が成立するとすれば
その点にあるのではないかと、そんなことを図面の読み合わせを終わってから考えた。

OZONEの担当者のTさんの任務はここでひとまず終了。
OZONE側では現場担当のSさんに引き継がれるとのこと。
Tさん、本当にご苦労様でした。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2005年08月20日 20:53

コメント

古川さん。こんにちは。CD-Houseの施主のBBQです。
これまで夢が広がる一方の施主の無理難題の要望を盛り込んで頂きありがとうございます。

さて、今回のテーマである第三者が加わっての図面の読み合わせは、私にとっても頭の整理ができ有意義でした。OZONE様式のチェック表に沿って確認していくのですが、自信を持って「○○のデメリットより○○する方を取りました」と言える点もあれば、何故その選択をしたのか記憶の底に沈みつつある点も正直ありました。これまで古川さんとの打合せに入っていないOZONEの担当者Tさんが司会・進行役だっただけに、過去の打合せの濃淡に引きずられずに客観的に確認ができたように思います。

また、うれしい点もありました。Tさんが古川さんの作成された構造図面を見られて、水周り等の設備も記載されている点に、工務店にとって判りやすい工夫をされていると感心していました。一級建築士を持っている上に仕事柄、多くの建築家の図面を見ている方が誉めているのを聞いて私もうれしくなりました。

これからは夢を削っていく現実が待っていますが宜しくお願いします。
また、Tさん本当にいろいろサポート頂きありがとうございました。

投稿者 BBQ : 2005年08月24日 23:04

BBQさん こんにちは
先日は、長時間にわたる図面の読み合わせ、お疲れさまでした。

これから、見積もりと工事金額の調整という最大の山場にさしかかります。
山道は苦しいものですが、いっしょの乗り切りましょう。

投稿者 fuRu : 2005年08月25日 09:28