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2007年09月04日

メリーゴーランドと姉弟

[家族--my_family ]

娘はメリーゴーランドに乗りたい、
息子は観覧車に乗りたいというので、
先日、子供たちを連れて遊園地に行ってきました。

帰り際、メリーゴーランドにもう一回乗りたいという娘のリクエストで
今度は子供たち二人で乗せてあげる事にしました。

7歳の娘に5歳の弟をちゃんと見てやるんだよ、と伝えると
彼女は弟の手をしっかり握って
どの馬に乗ろうかと探しに飛び出しました。
その後ろ姿を見ていて、何だか胸が熱くなってしまいました。
「おねえちゃん、がんばれ!」心の中で声援を送っています。

その遊園地のメリーゴーランドは
内側と外側に別れていて、内側の馬は回転しながら上下に動きます。
外側の馬は回転するだけです。
一回目に乗った時、娘は内側の上下する馬に乗ったのですが
息子の方は私といっしょに上下しない外側の馬に乗っていました。
それで、2回目はぜひ上下する方に乗りたいと息子が言います。
お姉ちゃんも、それをわかっていて、内側の馬で隣り合わせに2頭が空いている馬を見付けました。
息子はちゃっかりとそのうちの1頭にすぐに跨がりましたが
隣の馬は、ちょうど一番高い位置で止まっていたために
娘はどうしても乗る事が出来ません。
これは、私としても想定外の出来事。
見ていながら、ドキドキしてしまいます。
すると、娘は弟に何やら声をかけて
いっしょに乗れそうな外側の馬に移動しました。

どうもいけませんね。
見ていられない私は、近くにいた係りの人に、子供たちが内側の馬に乗りたいのに乗れないので乗せてあげて欲しいと頼んでいました。

というわけで、係りのお兄さんに抱えられて子供たちは無事に内側の馬に乗る事が出来たのです。

でも、そのあと私はちょっと反省していました。

子供たちの合意で、いっしょに外側の馬に乗ろうと決めたんですね。
特に娘は、私が「弟といっしょにいてね」といった事をちゃんと守ろうとして、そういう判断をしたんですね。
ですから、確かに内側の上下する馬の方が面白いのかもしれませんが、
それを越えて子供たちが決めた事をちゃんと尊重してあげていた方が良かった、その方が子供の気持ちをちゃんと考えてあげる事になっていたんだろうなあ、と思ったのです。

家に帰って、家内の意見を聞くと
「どっちでもよかったんじゃない」とのこと。

毎日子供たちと向き合っている家内ならではの答えですね。

でも、子供たちの予想外の成長ぶりに心がいっぱいの遊園地でした。

休日しか子供たちとすごせないとお父さんはおいてきぼりを食ってしまいますね。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2007年09月04日 10:50

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コメント

いいお父さんですね。

投稿者 AKi : 2007年09月04日 11:18

読んでるだけで温いです。

投稿者 nt-lab : 2007年09月04日 13:01

父親の知らない間に子供達は成長してますね。
奥様のクールな対応もおもしろい(^^;

投稿者 yukiりん : 2007年09月04日 13:38

みなさま
コメントありがとうございます。
コメントをいただけて嬉しい限りなんですが、ちょっと恥ずかしい、ですね。
それで、今回は、お父さんとお母さんの分かれ道はこんなところにあるのかなあ、なんてことも考えてしまった体験でした。

投稿者 fuRu : 2007年09月04日 19:30

fuRuさん、こんばんは。
僕としても、基本的にお母さんの意見と同じなんですが、
お父さんの気持も、よ~くわかりますよ。お姉ちゃんが
一生懸命考えて、自分なりに判断しようとされているこ
とがステキだなと思いました。さらに言えば、こういうこ
とに、ハラハラしてドキドキして、こうやってブログにエン
トリーされるfuRuさんがお父さんで、はすさんも、空君も、
幸せだな~と思いました。

投稿者 わきた・けんいち : 2007年09月04日 22:20

去年、今年と弟のコドモ2人が浜松に来る
「コドモダケ」夏休み
が恒例となりつつあります。

浜松に来るといつもの彼らではなく、いろいろなコトを2人で決めて動いています。
お兄ちゃんはちょっとうっかりだけど、肝心なところは妹の手を引いていく。
妹はしっかりさんだけど、お兄ちゃんに言われたことにはちゃんと従う。

そういう風に、コドモって育っていくんですね〜。

投稿者 kameplan : 2007年09月04日 23:50

わきた・けんいちさま
そうそう、子供としては、どっちであっても楽しいのですよね。
家内の言葉は、結局そういうことなんです。
心配し過ぎちゃうのは、毎日顔をつきあわせていないから、なんですよね。

投稿者 fuRu : 2007年09月05日 00:50

kameplanさま
そういうふうに子供が育ってゆく姿をみていると
なんだか不思議な力をもらっているような感じがしてきます。
子供から教えられることって奥が深いですね。

投稿者 fuRu : 2007年09月05日 00:51

情景が浮かぶ、なんともいえない『シーン』ですね(涙、涙、涙...)。
うちはふたつちがいの『兄妹』がおりますが、やはり
『お父さん(男)はつらいよ(笑)』ですね...。こんな気持ちに、なったことありますねっ(笑)。
しかしながら、ちょっと古い表現かもしれませんが、
『オヤジの背を見て子は育つ』
なんてことでいいのかもしれませんね。また、こういう出来事がすこしづつ自分を育ててくれた
親への『孝行』にもなるのでしょう...。

投稿者 たかさん : 2007年09月05日 18:34

たかさんさま
そうですね、
子供達に恥ずかしくない背中を見せてゆきたいですね。

投稿者 fuRu : 2007年09月05日 23:23