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2010年02月28日

ゲーム難民?

[家族--my_family ]

少し前のこと。
息子がなきながら帰ってきたというのです。
どうやら、友達の家に遊びに行ったら
自分がやったことのないゲームをやることになって
やり方がわからないので仲間に入れてもらえなかったとか。
そのゲームは、現在、全国の小学生の心を捉えて離さない
「スーパーマリオWii」。

まだまだ小学一年生ですから、男の子が集まって熱中すれば、ほかの友達のことを考えてあげる余裕もなくなっちゃうのは、まあいたしかたない。理解できることろ。非難するようなところではないと思いますが、逆に、そういえば昔は上級生から下級生まで、近所の友達が集まって一緒に遊んでいたわけで、そうすると、お兄ちゃん、お姉ちゃんが全体を見渡して、みんなで遊べる遊び方を工夫してくれていたなあと、思い出します。私なども近くの神社に行くと、そんな感じで遊んでいました。でも、今は、そういう具合に年上が年下をみてあげながら一緒に遊ぶということが、なくなっちゃたんだと、そういう構造的な問題の方が大きいかと思います。

さて、問題は、そのゲームを持っていないと遊べないという遊び方。まさにゲーム難民。子供たちにDSを買い与えてあげる親たちの理由が、子供が仲間はずれにされないように、というのもよく聞くところ。遊び方が、変わったのだといえばそれまでです。たぶん、子供たちはゲーム機がなくなればなくなったで、ちゃんと遊び方を見つけてくるでしょう。

ところで、我が家にはWii版のスーパーマリオはありませんが、ゲームボーイ版のマリオをWiiにダウンロードしてきてあります。とはいっても、私はマリオをやったことはありません。
実は、家内の妹のご主人、K君がゲーム好きで、彼はサッカーやスノーボードの大好きなスポーツマンなのですがゲームも大好きという青年。家内の実家に帰るとうちの子供たちと思いっきり遊んでくれるので、子供たちも彼のことが大好きです。そのK君から、うちの息子が昔懐かしいマリオを伝授されたのですね。それで、家に帰ってきてもやりたいということで、調べるとWiiでも出来ることがわかり、息子のためにダウンロードしてみたというわけです。

息子がゲーム難民となった数日後、我が家に息子の友達が大挙して遊びに来たそうです。どうやら、息子が、昔のマリオがあるよと、友達に言ったようで、みせてみせて、ということになったようです。見たことのない珍しいゲームに息子の友達は、みんなで大興奮。息子はマリオの名人がいるんだよと、友達にK君のことを自慢していました。友達はそういう名人が知り合いにいるうちの息子のことを、うらやましいなあとか、K君のことを、かっこいい、とか、まあそんな感じで、ゲーム難民がいきなりヒーローになってしまいました。

子供たちの柔軟な生き方に、ちょっと、ほっとしたりしたお父さんでありました。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2010年02月28日 00:50

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