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2004年05月10日

UA 空の小屋と 音楽の喜びについて(ドレミノテレビ)

[音楽--music ]

dvd_sora.jpg
NHKトップランナーにでていたUAがDVDに収録されたこのLiveについて語っていたのを聞いて、どうしても観たくなって買ってきたのです。いやはや、すごいライブです。涙が出ました。

トップランナーでは、同じくNHKの「ドレミノテレビ」で童謡を歌った経験についてもふれていて、そこでは童謡ってすごいなと思ったと言っています。何がすごいって、たとえば「うみ」という歌では「うみはひろいなおおきいな」なんて歌詞で、こういう飾りも何もなくて、ただそこにあるという揺るがしがたい事実を、とてもストレートに歌っているのが童謡であって、その絶対的とも言える肯定の世界に対して歌う事によってあらためて感動した、というもの。その結果として最新アルバムの「Sun」が生まれたのだとも言っていました。
「空の小屋」のライブでは、UAは歌うのが楽しくて仕方がなかったそうです。マイクを持ちながら歌う喜びが体を満たしていた。もう、それはDVDの映像を見ればよくわかります。そして、UAの歌を歌う喜びがこちらにもひしひしと伝わってくる、そんな素晴らしいパフォーマンスがそこには記録されているのです。そして誘われ、涙も出る。

ところで、「ドレミノテレビ」でインターネット検索したら一つの掲示板にたどり着きました。
発言小町(大手小町)--NHK子ども向け歌番組への不満

ちょっとびっくりしたのは、「ドレミノテレビ」について否定的な意見がけっこう多いということ。
不気味だとか気持ち悪いとか。あるいはUAの歌い方が脱力感で無気力に感じるとか。
いったいUAの歌のどこが無気力なんだろうか、あれを無気力と感じる感性に驚きを感じてしまいます。
たしかに、あの番組はいままでの「上手に歌いましょう」という趣旨の番組とは大きく異なっています。実は、僕は小学校から中学にかけて音楽が大の苦手でした。それは多分先天的な音痴の部分があって、ある音程が聞き分けられなかったので、みんながやっている事が「わからないわからない」と思っているうちに嫌いになってしまっていたのです。そういう僕にとっては「上手に歌いましょう」という目標は苦痛以外の何ものでもありませんでした。現在の音楽好きの自分からは想像も出来ない毎日だったわけです。それが、中学の時に小椋佳(はずかしながら僕の音楽初体験)に出会い、ギターを弾く事をおぼえ、歌を口ずさむようになった。大声で歌う事。それは身体全身を使った行為です。その行為の不思議な魅力。ギターだって弦を響かせてその響きをギター抱えた体で感じること。自分で出す音に包まれると言う不思議な体験。それは、上手に歌うということを越えた魅力的なものだったのです。それ以降、ギターのチューニングをかさねているうちに少しずつ自分の音痴も見えてきて、やっと音楽のことも少しはわかるようになりました。そして、ジャズに出会いました。

音楽、って何でしょう?

先日、地鎮祭を終えたtake_Houseのお嬢さんが打ち合わせの後でバイオリンを弾いて聞かせてくれました。なかなか達者な腕に感心するとともに、バイオリンと言う楽器は体全体で響かせることによってその場そのものを響かせる楽器だということに感動しました。もちろん、その場を響かせるためにはそれなりの腕が必要とされているのだと思いますが、弾いてくれたYちゃんは、多分自分の体でそれを知っているのでは、と思ったのです。きっと、いい音楽との出会いが彼女にそれを教えたのだと思います。

音楽との出会い。それは人それぞれだと思います。音楽の喜びにふれる事。そして、それは決して「上手に歌うこと」ではないはずです。上手さは喜びの後に自然に付いてくるもの、そんなふうに僕は思います。

UAの「空の小屋」にあふれている音楽というものの喜び。そして、それにふれる事が出来た幸せ。

「ドレミノテレビ」と言う番組が良いなあと素直に思えたのは、音楽の喜びと出会う事がとても大切にされているからです。音楽の喜びを伝える事、そして僕は自分の子供たちのためにこの番組を永久保存しておこうと思っています。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2004年05月10日 15:23

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コメント

すてきなUAのインタビューをみつけました。
speedstarレーベルのホームページ
http://www.jvcmusic.co.jp/speedstar/artist/ua/special/index.html

投稿者 古川泰司 : 2004年05月11日 15:32