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2005年02月06日

他流試合

[いろいろ--misc. ]

今日は他流試合をやってきた。

他流試合とは「コンペ」である。
「コンペ」とは「コンペティション」の略で、設計競技。
設計の腕を競うことである。

今回は住宅のコンペである。
インターネットを使った住宅のコンペには何回か参加したことがある。
しかし、クライアントと直接にお会いしてお話ができないと、僕の場合にはどうしても、そのご家族のその住宅での生活というものがイメージできない。生活がイメージできないということは、つまりは設計ができないということなのだ。それに気がついて、インターネットのコンペはすぐに参加をやめてしまった。
今回は、事前にクライアントと1時間半ほどの面談ができる。さらには信頼できるコーディネーターがついてくださる。というわけで、参加。

昨年の暮にクライアントとお会いして、今日まで敷地を見たりプランを考えたり、七転八倒。
そして、今日、完成したプランと模型で、今日まで自分が考えてきたことをすべてしゃべってきて、終わった時には、ちょっと放心状態。やるだけやたっていうのは良いことだね。なんだか気分爽快であります。

今回のプラン作成のプロセスを通して、自分がいかに自分に対して甘かったかを少し発見できたのが、最大の収穫でした。自分に対する厳しい目もこうして育つのだと実感した1ヶ月でした。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2005年02月06日 14:30

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コメント

コンペの結果が先ほど知らされた。
「敗戦」だった。
いろいろ考えることは多い。
コンペとは何なのか。クライアントに対して何をアピールするのか。
機能的なことをきっちりと押さえていても
けっこうそういうところは評価されないこともある。
それは依頼者にもよるのだけれども、僕などが考える細かなバランスは、正直なところ、なかなか見てもらえないのですね。
では、何を見てもらうのか。そこが勝負のしどころ。それがわかっていなかったのだということ。
というわけで、次の勝負はどうなるか?

投稿者 fuRu : 2005年02月17日 15:39

設計者同士では
「勝った」とか「今回はやられた」と
ある程度判るもの。
ところが、それと違う結果が往々にしてあるところが
このコンペの難しいところ。
「よく考えている!」
と思う案に負けるなら納得もいくけれど、
そうでない場合は、かなりストレスが溜まりますよね。
でも、他流試合にでるようで
いろいろ勉強にはなりますね。

投稿者 och : 2005年02月18日 15:50

ほんとに、いろいろ勉強になりますね。
今、冷静に考えてみると自分の案の何がいけなかったのかがおぼろげながら見えてきます。
今度は機会がありましたらぜひお手合わせをお願いします。

投稿者 fuRu : 2005年02月18日 18:52