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2005年07月07日

Of Blue---Syncopation

[ジャズ--jazz ]

Of Blue---Syncopation
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「つね」こと阿部恒憲をリーダーとするコーラスグループSyncopation
バークリー音楽院で教鞭をとるマンハッタートランスファーのシェリルが
在学生のオーデション選考で結成したボーカルアンサンブルを元に活動を開始。
これは、彼らの日本でのデビュー盤。

マイルスの「Seven Steps to Heaven」の記事にコメントを下さった
ジョージさんのブログ「Kamesan Daily」を訪問したら
ちょうどその日のエントリーが
みんなとSyncopation企画#5:Music Freedom」。
読ませてもらってすぐに感じました。この企画はとても面白い企画だってね。
それよりもなによりも、
サンプルで試聴した「Tme After Time」を聴いて、このグループ、良いなあと思ったわけです。

この「Of Blue」には、残念ながら「Tme After Time」は入っていませんが
あれっ?聴いたことあるな、という曲ばかり。そういう曲を新鮮に聞かせる。
うーん、それには、やはり自らのアレンジセンスに絶対の自身がないとできませんね。
また、そのアレンジが過剰でなくほど良い感じであること。そのバランス感。
良いですよ、このアルバム。
ポール・サイモンの「America」なんて、泣いちゃうかもしれません。


Vocalese---Manhattan Transfer(1985年発表)
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このグループが気になった理由のひとつは
マンハッタン・トランスファー。
僕の学生時代の愛聴盤の一枚として
このマンハッタン・トランスファーのレコードがあったからなんです。
マンハッタン・トランスファーは後にも先にもこの一枚しかちゃんと聴いたことがないんですが
このレコードはすり切れるくらいに聴きましたね。
今聴いても新鮮なレコードですね、色あせない。

というわけで、Syncopationは
名実ともに、マンハッタン・トランスファーの正当な流れを感じさせてくれるグループだと
僕は感じたというわけです。

以下は、このグループをみんなでプロモーションしてゆこうという
ジョージさんからの、この企画へのお誘いです。

企画名は「みんなとSyncopation」。 Syncopationという、アメリカ東海岸で活躍しているボーカルグループ。 そのグループのリーダーは「つね」という日本人なのですが、その友達として 熱烈に応援している人のBlog"Kamesan Daily"にて企画進行中。

読者参加型の企画で、参加表明するとSyncopationが試聴できるMP3や
CDを送ってくれます。7月9日までに参加すると、人気の和カフェ「北斎茶房」の
カステラがあたる、っていうオマケつき。因みに主催者は企業ではなく、
墨田区在住の一介のサラリーマン。

企画の全貌や、Syncopationの紹介ページ
http://kamesan.net/blog/archives/syncopation/

企画の参加方法
http://kamesan.net/blog/archives/2005/06/syncopation5mus.html

ヴォーカルグループ「Syncopation」のホームページ
http://www.jazzsyncopation.com

日本人リーダー「つね」のホームページ
http://www.crazyharmony.com/

みなさんも、さっそくジョージさんのところにいって試聴してみてください。
気に入ってもらえると思いますよ。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2005年07月07日 09:31

コメント

コーラスグループっていいですね。興味を持ちました。

Time After Time は多くカバーされているようなので、一緒に聞くのがまた面白いのかもしれません。しかしなぜなのでしょうか。曲がいいってこと?
手持ちを見たらこんな感じでした。
 マイルス・デイヴィス
 カサンドラ・ウィルソン
 EBTG (Everything But The Girl)

ところでですね、ま〜ったく内輪なコメントなのでメールのほうがよかったんかもしれませんが、ウチの卒業生がこんなところで活躍してます。
寺門麻美
http://www.terakadoasami.com/

投稿者 ながわ : 2005年07月08日 08:19

ながわくん
あのですね、このシンコペーションというグループのリーダーである
阿部さんという方は筑波大学のジャズ研出身。
この企画をやっているジョージさんも筑波ジャズ研。
あなたも私も筑波。(ジャズ研ではないですけれど)
で、ご紹介いただいた寺門さんも、たぶん筑波。
このエントリーは筑波パワーです。
ちなみに、シンコペーションですが
貴君の趣味にぴったりではないかと思います。
ぜひ、ご参加を。

投稿者 fuRu : 2005年07月08日 10:08

fuRuさま

先日は新宿ピットインでお会いできて嬉しかったです。
私はいい歳して「人見知り&人の顔を覚えるのが苦手」なので、せっかく話しかけて下さったのにかなり頓珍漢な受け答えになってしまいました。すみません。(汗)
本当はマイルスについて伺いたかったんです・・・現在ちょっとハマリかけなもので。

こちらのエントリより「シンコペーション」の企画を知って、試聴してみました。
"Time after time"はもちろんですが、"Caravan"も素敵ですね。
早速アマゾンで注文しておきました。
届きましたら、微力ながらプロモーションのお手伝いをさせていただこうと思います。
良いグループを教えていただき、有難うございました。

投稿者 Kompf : 2005年07月12日 19:04

Kompfさん
こちらこそ、ピットインでお会いできてとても嬉しかったです。
漂泊のブロガーいのうえさんの行動力のたまものですね。
http://blog.livedoor.jp/susumenysi/archives/27585496.html
それよりも、Kompfさんとジャズは
実は僕のなかで結びつきませんでした。
「快楽原則」
http://kairakugensoku.cocolog-nifty.com/weblog/
の記事が現代音楽が中心だったものですから。
でも、お仕事がそっち関係だと聞いて、なんだかちょっと嬉しくなりました。
なんででしょうね。
そうそう、マイルスのこと、僕でわかる範囲でならいくらでもお答えしますよ。
いつでもどうぞ。
それから、僕もKompfさんに聴きたい事があったんですよ。
それは、僕が「快楽原則」に出会うきっかけとなった
Kompfさんの記事。つまりは、デレク・ベイリーなんですけれども
どうして、デレク・ベイリーに興味を持たれたのかな、って。
フリー・インプロビゼイションに興味がある方ならともかく
デレク・ベイリーを知っているって、ちょっとすごいことではないかな。
ともかく、これからもよろしくお願いします。

そうそう、最後になっちゃいましたけれども
シンコペーションの草の根プロモの発祥の地、ジョージさんのブログにもお出かけください。
fuRuから聞いたとコメントしていただければ、草の根が広がりつつあるのがリアルになります。
よろしくお願いします。

投稿者 fuRu : 2005年07月12日 19:36

fuRuさま

コメント欄使った私信っぽくなってしまい恐縮ですが・・・

>どうして、デレク・ベイリーに興味を持たれたのかな、って。

私が好きな作曲家のひとり、Gavin Bryarsがその昔ベイリーとトリオで活動していたことがあって、それがきっかけで知りました。
一緒にやっているフリー・インプロヴィゼーションの録音を一度聴いたことがあるのですが、面白いとは思ったものの、その当時はそれ以上の興味は持ちませんでした。
即興演奏って何でもそうなのかもしれませんが、特にフリー・インプロヴィゼーションの場合はその場に居合わせなければ面白さは半減するのではないだろうか?と思った覚えがあります。
そのずっと後に本を見つけて、「あ、あの人だ。彼が即興について書いているんだったら面白いだろう」と、あの本を購入して読んでみたわけです。
昔から知ってたけど、本を読むまではそれほど興味は持ってなかった。というのが正しいですね(笑)

マイルスは、その昔に映画が好きで買った「死刑台のエレベータ」のサントラをずっと持っていたのですが、
最近"Kind of blue"や"'Round about midnight"を聴いて、惹かれました。
で、酒席で偶然隣り合った人とマイルスの話になり、「マイルスはロックっぽいアルバムも出していて、それもなかなか面白いよ」ということを聞いたのですが、酔っていたせいでアルバム名を忘れてしまいました。
聴いてみたいのですが、何でしょう?(中途半端な記憶で申し訳ありません)
もしお分かりになったとして、このアルバム、fuRuさん的にはいかがですか?
コメント欄を掲示板がわりに使ってしまい、すみません。

投稿者 Kompf : 2005年07月14日 00:43

Kompfさん
Gavin Bryarsは「After The Requiem」を持っています。
こちらは、ギターのBill Frisellが参加しているので僕は買いました。
Bill Frisell、ってご存じですか?
Gavin BryarsとDerek Bailyのレコードは興味がありますね。
なんて言う名前のレコードですか?ぜひ、教えてください。
さて、マイルスですが
ロックぽい、ということですね。
70年代はヘビーファンクなので、それをロックというのはどんなものかと思いますが
僕が知っているなかで一番ロックぽいのは
「Get Up With It!」にはいっている「Honky Tonk」かな?
このレコードは二枚組で、マイルスのレコードのなかでは一番ヘビーかもしれません。
ちなみに、このレコードは、デューク・エリントンに捧げられています。
あと、「On The Corner」とか、ありますが
こちらは、今時のジャストできりりとしたリズムが身に付いていると、ぐちゃぐちゃしていてなじめないかもしれませんが、現代のヒップホップやラップに多大な影響を与えたレコードと言うことです。カリスマレコードというのがあったら、確実にこれはその一枚ですね。
どちらも、「Kind Of Blue」や「'Round About Midnight」とは、あまりにもかけ離れた世界です。
そうそう、このシンコペーションのアルバムのタイトルは
たぶん、「Kind Of Blue」からとったに違いありません。なーんて、ね。

投稿者 fuRu : 2005年07月14日 01:22

マイルスのCD情報、有難うございました。
アマゾンにて「On The Corner」の在庫は確認できたので、早速注文しようと思います。

>Gavin Bryarsは「After The Requiem」を持っています。

Bryars作品中、最も好きな作品です。ギターの音がすごく良いですよね。
学生時代、かなり影響を受けていて、提出する作品にギターを使ったことがありました。
…でも、あまり上手くはいかなかったですね(笑)
Bill FrisellはJohn Zornとも共演してますよね。Zorn作品で聴いたことがありました。
Zornへのアプローチも現代音楽からでしたので、ずっと現代モノのギタリストだと思ってました。

>Gavin BryarsとDerek Baileyのレコードは興味がありますね。

これはずっと前に、現代音楽のセミナーで聴いたものです。テープだったかもしれません。
レコードやCDだと、現在も入手可能かどうかは不明ですが、
MACHINE MUSIC(Obscure OBS 8) Derek Bailey, John White, Gavin Bryars
というものがあるみたいです。

投稿者 Kompf : 2005年07月16日 04:31

Kompf さん
CD情報ありがとうございます。
John Zornは太田裕美のヴォイスをフィーチャーした作品をクロノスに提供していますね。
また、Ennio Morriconeの音楽をやっていたりします。そのCDはけっこう好きで良く聴いていました。
また、Naked Cityもすごい。
でも、ジャズなんだかなんなんだかわからない。
国籍不明でジャンル不明。現代音楽までも含んだごちゃまぜの世界。
パワーありますよね。
一方、「News For Lulu」というCDがあって
John Zorn、Bill FrisellにtbのGeorge Lewisのトリオでハードバップをやっています。
もともとはジャズ畑の人だったんだと再認識させてくれました。
このCDも一時期はまっていました。
でも、最近はとんとご無沙汰です。どうしているのでしょう。

投稿者 fuRu : 2005年07月17日 12:16