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2005年11月04日

にほんりす

[家族--my_family ]

東京のど真ん中で
リスに囲まれて過ごせる場所があるなんて
みなさんご存じでしたか?
もちろん、リスは僕らの足下を走り回ります。
ひょっとすると、肩に飛び乗ってきてくれるかもしれません。

そこは、井の頭公園に隣接する
井の頭自然文化園」のなかにあります。
近くには、去年いった「ジブリ美術館」もあります。

ここは、大学の一年の時の絵画の課題でクロッキーを描くために(題材は自由で僕は動物をえらんだ)来て以来ですから、24年ぶりということになります。その時には、もっともっと地味な動物園という趣で、象さんはいたけれども、瑠璃色の目をしたダチョウも遠くを見ていて、クロッキーをしながら動物園の悲哀を感じて帰ってきた記憶があります。もちろん、その時にはリスとふれあえる場所なんてありませんでしたから、今回は間近に見るリスの姿を存分に堪能して帰ってきました。

さて、そのリス舎ですが、動物園はどうしても、檻の向こうにいる動物たちを観察するというかたちでしか、人と動物が関われないものですが、「井の頭自然文化園」のリス舎は僕らが中に入ってみることが出来るんです。僕らは動物の中に身を置くことが出来るんです。そこには檻の向こうとこちらという関係はありません。対等の立場で、そこにいることが出来る、そんな場があるんです。これは、とても画期的なことだと思いました。そして、こういう場でなければ、ほんとうに動物とふれあえることは出来ないとも思いました。
もちろん、リスたちは放し飼いになっているわけではありませんから、そういう意味では不自然な境遇に置かれていることになり、その点を批判される方もおられるのかもしれませんね。人が近くにいる状態というのは、動物にとってはとてもストレスがたまるんだと思います。でも、そこは人間の方がマナーをわきまえるべきところなんではないかとも思うんです。そういう人間側のマナーについても、こういう施設では子供たちに伝えてゆけるのだと思いました。

ちなみに、今回、井の頭自然文化園に出かけたのは、娘からのモルモットを抱っこしたいというリクエストに、家人が選んだ場所だったということです。
モルモットにふれあえるというコーナーは大盛況でしたが、こちらは元々動きののろい動物ですから、子供たちにいいようにされていて、人間側のマナーもへったくれもないような感じ。

↑受難のモルモット君たち。

これは、ちょっと考え物ですよ。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2005年11月04日 09:07

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コメント

きゃーーー!!!りすッ!!!なんか訳もなく興奮してしまったのは、チャーリーとチョコレート工場のりすに嵌ったからですね。
モルモットちゃん・・・・人間に蹂躙されるのが定めなのでしょうか??哀しすぎる〜〜。
「可愛い」とか結構私も頻発に使いますけど。子供達に「命」を教えるには、もうちょっと考えた方が良さそうですね。確かに。
ムシキングでムシに目覚めた子供が「このムシ使えない」とか言ってるの聞いちゃった身としては、ちょっと考えちゃうな〜。

投稿者 kazoo : 2005年11月06日 19:05

kazooさん
>「このムシ使えない」
って、けっこうショッキングな言葉ですね。
ムシキングの機械も操作ボタンの必要以上の連打で次々と破壊されているようですから
そういうちびっ子たちが大人になる、10年20年先の日本がどうなるのか、ちょっと心配でもあります。
モルモット君たちのことについていえば
モルモットコーナーで子供たちを誘導しているシルバー人材センターからの派遣らしき人たちが
もっと、動物の扱い方、抱っこの仕方なんかをちゃんと教えるべきかなと思ってしまいました。
体験コーナーのモルモットだけにはなりたくないfuRuでした。

投稿者 fuRu : 2005年11月06日 21:24