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ジブリ美術館に入るには入館日と時間が指定されたチケットを
ローソンで事前に購入しておく必要があります。
土日の券は早めに完売になりますが、平日の券は直前でも結構買えるようです。
僕らもローソンで今日の日付の10時入館の切符を購入していました。

僕らは三鷹の駅から出ている美術館行きのバスの往復乗車券（割引）を購入して
バス停に並びます。バス停も大勢の人がバスを待っています。
割引乗車券はバス停でも買えますが、小田急バスの案内所-切符売り場がちょっと離れたところにありますので、そちらで購入しておく方が並ばずに買えます。
バスに乗って10時前には美術館に到着。
平日だというのに、開館を待つひとの列がもうできています。
ちなみに、トトロのいる偽の入り口はバス乗り場から離れています。

エントランスでフィルム付きのチケットに交換してもらいます。
このチケットで館内にある土星座という映画館で映画を観ることができます。
僕らのチケットのフィルムは
「キキが働いているパン屋さんにトンボがやってきたシーン」
「シータがドアを少し開けてバズーの姿を見ているシーン」
そしてもう一枚がよくわかりません。見たことないから、ハウルの動く城かな。
キキの以外は結構地味なシーンでした。こればかりは選べません。

僕らは地下階の最初の展示室をみて
すぐに土星座の列に並びます。
今日の映画は「めいとコネコバス」。
めいちゃんとネコバスの子供がでてきます。
このコネコバス、うちのネコである豆太郎にそっくり。
部屋中駆け回ったり、あれやこれや。
でも、ネコってこういう感じなんでしょうね。宮崎駿の観察眼が優れているのでしょう。
14分くらいの短編ですが、大いに愉しませていただきました。
ちなみに土星座の床には杉のフローリングが使われていました。
こういう場所では珍しいですが、杉の柔らかさ、暖かさがでていましたね。

映画のあと外を見ると美術館の地下階へ掘り下げたドライエリアの中庭に
季節柄、大きなクリスマスツリーが飾ってありました。

そのあと、屋上のロボット兵に挨拶して、ネコバスの巨大ぬいぐるみで遊ぶコーナーへ。
遊びたい子供たちが多いので制限時間5分間。うーん、どうなんだろう、この時間。
もっとすいているときにまた来て、もっともっと遊ばせてあげたいと思いました。

そして、時計を見ればもうすぐお昼。
この混み方では一カ所しかないレストラン「麦わら帽子」は大混雑。
並んだのが11時40分。もう遅かったですね。
待つこと1時間10分で席に案内され、それから頼んだものが出てくるまでもうしばらく待ちます。
確かに、一品ずつ丁寧につくってサービスしてくれていますが
席数とかスタッフの人数、厨房の大きさなど
館内に詰めかけたお客さんの人数に対してのバランスはどうかなと思ってしまいました。
でも、オムライス、とてもおいしかったです。

食後は、見ていなかった展示を見て、おみやげを買って、3時のおやつ。
売っていたジェラードを食べます。これは大変おいしいジェラード。いいですね。
今日は天気もいいし、外で食べるアイスクリームは最高です。

それにしても、10時の入場、12時の入場、そして14時の入場、その人たちが館内にごった返しています。展示がみれないというほどではないですが、平日なのに驚きです。
宮崎駿のフアンは大人から子供まで国を問わず幅広くいるということの証でしょう。
また、美術館といいながら、そこには美術品はありません。もちろん宮崎直筆と思われる絵コンテなども見ることが出来ますが、一つの作品というのではなく、一本のアニメーションを完成するのに必要だった一つのプロセスとして、全体のなかに放り込まれています。絵コンテだって一枚の絵、タブローとして成立するはずなのですが、そういうことには拒否の姿勢を貫いている強い意志を感じます。
また、アニメーションの製作現場という物作りの現場を多くの人に知ってもらいたいという、そういう意志も感じました。そのへんのことについては、宮崎駿の「出発点　1976-1996」という本にからめて近いうちにエントリーしたいと思っています。

というわけで、5時頃帰宅いたしました。