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2006年01月27日

モーツアルト:ピアノ協奏曲27番--イングリト・ヘブラー

[音楽--music ]

Mozart :Piano Concerto No.27---Ingrid Haebler
1959年5月録音
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今日はモーツアルトの誕生日なんだそうです。

人間いけないもので
一度心を奪われてしまうと、後には引き返せなくなります。
このヘブラーの協奏曲も
僕の中で、トラウマ的存在として
きっと、これからもあり続けるのでしょう、きっと。

学生の時に、何気なく見ていた中古レコード屋のそれもクラシックの棚。
どうして、このレコードを手にしたのか、未だに思い出せないのです。
だって、こんなジャケット。

ジャケット買いでなかったのは一目瞭然。
おまけに、モーツアルトの、それもピアノ協奏曲27番。
この曲の良さを知っている今なら選ぶかもしれないのだけれども
クラシック初心者の当時の僕(今でも初心者だけれども)が
どうして、この曲のレコードを買おうとしたのか、全くもって自分自身で理解できないのです。

理解できない、なんて悩むのは
やはり、このレコード、
買って帰って、そこに針を落としたその瞬間から
そこからこぼれ落ちてくる音と音に
深く深く心惹かれてきたからなのです。

それ以来、この27番のレコードは、演奏者違いで何枚も買うことになります。
でも、やはりこのヘブラーの演奏が届いたところまで
どの演奏も届きはしないのです。

届かなかった?
どこに?
もちろん僕の心に。

この演奏が名演であることは疑いの余地などないのだけれども
他の演奏をさしおいてというほどかどうか?????。

だから、これはとても個人的な音楽的体験なのだと思う。
音楽的トラウマ。

でも、こういう音楽的トラウマが
僕を音楽に向かわせているのだと、強く強く思う。

こういうレコードが何枚かあって
それは僕の宝なんですね。

○ジャズの音楽的トラウマはこちら
ジャズ・じゃず・Jazz--僕のジャズ原点


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投稿者 furukawa_yasushi : 2006年01月27日 11:40

コメント

オヤジがモーツアルトと同じ誕生日とは、生きていれば93歳。

投稿者 iGa : 2006年01月29日 02:31

iGaさんのお父さんは
実はモーツアルトだったんですか?
すると、iGaさんはいったいいくつなんでしょうか?

投稿者 fuRu : 2006年01月30日 12:46