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2006年04月16日

おもてさんどう

[風景--landscape,cityscape ]

表参道ヒルズです。
土曜日に、知人の結婚祝いの集まりがあったついでに
初めて行ってみました。

同潤会アパートが、生活の場であったことに対して
新たに現れたこの場所は、商業空間、つまりは消費の殿堂になっていました。
生活の場としての、消し去りがたい場所性は
復元などといって、原寸大の模型を横に作ることでは決して守られないという当たり前のことが
やはり悲しいかったですね。
生活する場所は消費活動を加速させるための場所にはなりえない。
消費活動最優先の価値観の中では、生活の場所はどんどん失われてゆく。
生活の場所とはコミュニティであり、人と人とのつながりであり
お互い助け合う共存の場所であり
それは、実は子供達を守ってくれる場所でもあるのです。
消費活動を加速させるのも場所性でしょうが
生活を助けるのも場所性です。
そうした場所性の質の違いについて、問いかけることをやめてしまったとき
そこは人間を拒絶する場所になるのだと思うのです。

<蛇足>

栗田さんのCRONOFILEで
ニコンのコンパクトデジカメ用の魚眼レンズのことが書かれていました。

それを読んで、僕もその魚眼レンズを持っていたのを思い出しました。

自分が手がけた仕事をホームページなどで公開するときの表現手段として
魚眼レンズによる全天空写真に大きな可能性を感じて
CoolPix 950用に購入したものです。
結局使いこなせず、そのままお蔵入り。なんとも、です。

それが、栗田さんの記事で一転、僕の中でもう一度スポットライトを浴びることになったのです。

魚眼レンズについては、また別の機会にエントリーする予定です。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2006年04月16日 21:02

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コメント

たま〜にしか出番はないけれど、いいですね〜、魚眼レンズって。
別の世界を覗いているような感じがします。

投稿者 わきた・けんいち : 2006年04月16日 21:44

わきたさんも魚眼、持ってるんですか?
栗田さんに刺激されたというのもあるのですが
自分でちょっと調べただけでも、魚眼の可能性、いろいろありそうで
しばらく、現場記録用とかに使ってみようかと思っています。

投稿者 fuRu : 2006年04月16日 23:29

いえいえ、持っていませんよ!!
正確な表現だと
「たま〜にしか出番はないでしょうが、いいでしょうね、魚眼レンズって。」ですね。
すみません。
持っていませんが、欲しいです。

投稿者 わきた・けんいち : 2006年04月16日 23:35

えーー!! 魚眼レンズって面白いですねー!
井戸の中のカエルくんな風景だなぁ。

投稿者 nOz : 2006年04月17日 00:11

わきたさん
秋山さんが紹介していた例のカメラもパノラマ写真が撮れるというのが僕らの心をくすぐるわけです。
http://landship.sub.jp/stocktaking/archives/001105.html
こうしたレンズの可能性は、いろいろな人が研究しているのを栗田さんから教えられました。

nOzさん
魚眼で撮った写真は、近いうちにまた公開しますね。
いろいろ加工が出来るのが、また面白い、ということのようです。

投稿者 fuRu : 2006年04月17日 09:34

「チープ革命」はIT関連だけでなく、すべての製品に波及しているようです。
ロシア製のフィルムカメラLomoのFishレンズを遊んでしまうセンスも、Web2.0的「向こう側」論理で成立していることに関心しました。
安くなったから遊ぶのではなく、遊ぼうとしたら道具が身近なものになっていたって感じですね。

さっそく「表参道ヒルズ」の円周写真を普通のスクエアな写真に変換して拝見しました。
微妙な画角で撮影されたFish写真は「酔います」。

投稿者 栗田伸一 : 2006年04月17日 15:42

栗田さんに教えていただいた方のホームページから
例の展開ソフトを使わせていただきたい旨、連絡しました。
返事がきたら、さっそく展開してみたいと思っています。
そしたら、別の記事でエントリーする予定です。
うーん、まちどおしい、です。

投稿者 fuRu : 2006年04月17日 16:00