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2007年01月30日

hanawa_h@us---工事契約

[0602---hanawa_h@us ]

本日、大安吉日。
「Be-h@us」によって計画されている
hanawa_h@usの工事契約でした。

設計契約が昨年の5月20日、
基本設計完了が、7月17日、
実施設計完了が、10月21日。
実施設計完了から3ヶ月。
実施設計以降、工事契約まで通常よりも時間がかかっていますが、
それは、今回、建て主さんがセルフビルドでつくる部分と、工務店に依頼する部分。
そして、建て主さんが発注・手配する工事があって、その調整があったためです。

建て主であるNさんは、インターネットで情報を集めているうちに
「Be-h@us」に出会い、その気密断熱の性能とシステマティックな考え方に興味を持ったようです。
また、分離発注や、セルフビルドを取り入れたいという気持ちを以前からお持ちだったようで、
建物の性能と、建て主が参加できるオープンな「Be-h@us」のシステムは
Nさんにとって一期一会の出会いだったのではないでしょうか。
私との出会いも、「Be-h@us」で設計してくれる設計者を探しているうちに、インターネットで私の存在を見つけてくださり、それがきっかけで、分離発注、施主直営式の実践例である「S_House」や、ホームページで「建て主参加」を呼びかけていることで、Nさんが私に設計監理を依頼してくださったことにつながっていると考えています。

「Be-h@us」については、その活動の中心がNPO法人としてつくられた「BE-WORKS・新木造建築ネットワーク」によっていますので、その公式HPを参照いただいた方が良いでしょう。
特定非営利活動法人 BE-WORKS・新木造建築ネットワーク

集成材の柱と梁の構造フレームに、パネルを組み合わせた工法ですが、こうした工法が設計事務所のネットワークとして提供されているのは「Be-h@us」だけです。それはどういうことかと言いますと、企業やメーカーの利害関係抜きで利用できる自由なシステムということなんですね。そこに私は大きな可能性を感じて、中心となっている建築家、秋山東一さんとも親しくさせていただいております。
実は、私は近未来の木造は、やはり、こうした集成材による構造フレームとパネルによるシステマティックなものになってゆくと考えています。それについては、同時に活動している「森林をいかす家づくり家づくりの会」に関連させて、別のところで書きたいと考えています。

さて、こうしたシステムの良い点は、住宅に求められている最低限必要なものが白日の下にさらされると言うことでしょう。「Be-h@us」の箱があって、そこに住まい手が自分の好きなものを加えてゆくというストーリーがそこから生まれます。これは、設計というものに新しい光を投げかけると同時に、今回のhanawa_h@usのNさんのような、造り付けの家具などをご自分で作りたいという方には絶好のフィールドを提供してくれることになるのです。

Nさんの話を伺いながら、Nさんの家づくりには「Be-h@us」が最適ではないかという思いを強めました。Nさんと「Be-h@us」の出会いは必然だったということなのでしょう。

施工は、社長さんのブログ「三代目のダイヤリー」でも有名な、小岩の田中工務店さん。
建て主さんのご指名でもありますが、ハーフビルドや分離発注など面倒がらずにこまめに対応してくださっていますので、大変心強いところであります。

というわけで、これから、Nさんの家づくりが本格的に実践されようとしています。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2007年01月30日 18:50

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コメント

fuRuさま、Be-h@usの工事契約おめでとうございます。
田中さんの施工となれば、ますます良い家になりそうですね。
工事の様子のアップを楽しみにお待ちいたしております。
鹿嶋のBeは基礎コンクリートの養生が終わり、明日型枠バラシの予定です。
こちらも負けずとがんばりますっ!。

投稿者 おそのえ : 2007年01月30日 20:39

おそのえさま
施工者と設計者、お互い立場は違いますが
刺激しあって良いものが出来るのだと思います。
鹿嶋のBe-h@usも完成が楽しみですね。
こちらは、後から追っかけさせていただきますね。

投稿者 fuRu : 2007年01月31日 09:35