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2007年12月20日

hinata_House---6ヶ月点検と木材の乾燥

[0601---hinata_House ]

今日は新検見川の「hinata_House」の6ヶ月点検に
工事をしていただいた村上工務店さんと行ってきました。

6ヶ月点検でのチェックポイントは
杉・桧の無垢のフローリングが透いたり反ったりしていないか、
床なりのするところはないか、
建具の建て付けの具合はどうか、
外壁に異常はないか、内壁に異常はないか、などです。

無垢の木をふんだんに使った木の家では、引き渡しの時から木材の含水率が変化してゆきます。
木材は気候の変化で含水率が変わります。
含水率の変化で木材は膨れたり縮んだりします。
たとえば、半年の間には湿度の高い梅雨時か湿度の低い冬のどちらかを過ごします。
梅雨時は木は湿気を含んで一年で最も膨れている状態だと考えられます。
冬は乾燥して木材は一年で最も収縮している状態だと考えられるのです。
ですから、引き渡しから6ヶ月後に確認して、さらには一年後に確認しておくことは
その家の最も乾燥した状態と最も湿気のある状態を知ることになるのです。
6ヶ月点検の大切さはここにあります。
そして、そうした木材の変化が時間とともにうまくなじんでくれるように長期的な視点で木の家を考えることが大切なのです。

さて、今回もハンディタイプの「水分計」を持参して、柱や梁の含水率を計測してきました。
その結果は、柱などは15%以下、梁も17%以下になっていて、
たとえば「sayuri_House」でも引き渡しから1年後の測定では梁でも17%以上ありましたから、
今回は乾燥の進み方が少し早いような感じがします。
しかし、床材の変形はほとんどなく、透きも気になるほどではありません。おおむね良好。
建具は若干反っているものもありましたが、大きな問題になるほどではありませんでした。

木材の乾燥にかんしては1年点検のときにまた測定してみますがどのような結果になるか楽しみです。

hinata_House---含水率の変化(2007年05月24日)

sayuri_House 6ヶ月点検と材木の乾燥(2006年11月17日)
sayuri_House 1年点検と材木の乾燥(2007年06月06日)


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2007年12月20日 19:20

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