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2008年08月20日

マティスとルオー@新潟県立近代美術館

[アート--art ]

夏休みばなしの続きです。
15日は終日大雨の予報だったので
予定を急遽変更して近くにある新潟県立近代美術館へ。
この春に汐留でやっていた「マティスとルオー展」が巡回できていました。
しかし、天気予報はまったく当てにならずなんと青空が。
これだったら海にリベンジしておきたかったところですが
海に行く用意なんてしてはいませんのでここはおとなしくマティスとルオーを楽しみました。

おとなしく、とは言いましたが
この展覧会、実に良かった。
ギュスターブ・モローのアトリエで学んだふたり。
アトリエで学ぶ大勢の仲間との集合写真からこの展覧会は始まります。
二人の交流のエピソードを読みながら
おたがいの作品を並べてみると
いかに二人が互いの大きな影響をあたえあいながらそれぞれの独自の世界を築いていったかがよくわかります。
一人の作家に絞らずに周囲との関係を見せるという企画はなかなか面白いですね。

それにしても、あいかわらずマティスの線描画にはやられてしまいます。

また、今回はルオーの良さを再発見したといっても良いでしょう。

ルオーの太くて黒い線は面となって線と線でないものの境目に無限の輝きをつくり出していました。

特に、版画集でしたが1935年作の「流れる星のサーカス」の連作には大きく心動かされ帰ってきたのでした。

今回はお盆休みではありましたが会場に大勢のひとが詰めかけるということがなくほどほどの人ごみで、絵画を鑑賞するにはとっても贅沢な時間をすごすことが出来ました。
東京の汐留でやっていた時はどうだったのでしょうか。
東京の絵画展は異常なほどの混み具合ですよね。
あんなに混んでいるところでゆっくりと絵画と向き合えるなんてできっこありません。
でも、見たい絵画があればしかたがない、ですね。

この秋にはオフィーリアがまた来るそうです。
これはまだ実際に見ていないので是非みたいと思っているのですが
またまた大混雑の展覧会になるのでしょう。
それを考えるとちょっとうんざりもしてきますね。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2008年08月20日 11:30

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