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2009年08月27日

管理建築士講習

[a-家づくりについて---house_making ]

今日は東京ビックサイトで行われた「管理建築士講習会」に行ってきました。

設計事務所を生業としておこなうためには管理建築士が必要です。管理建築士はその設計事務所に専任する建築士です。自分が管理建築士になるか誰かに管理建築士になってもらわないと設計事務所としての業務をやってはいけません。
今までは建築士ならば届出さえすれば管理建築士になれましたが、耐震偽装事件以降の建築関連の法律改正で、所定の講習をうけてテストに合格しないと管理建築士になれないことになりました。
これから管理建築士になろうという人、つまりは自分で設計事務所を開こうと思っている人は、まずは建築士の試験に合格して、それから三年間の実務経験をつみ、さらにそれから講習会を受けてテストに合格で初めて管理建築士として登録できる、設計事務所を開設できるということになったのです。
では、すでに設計事務所の管理建築士である人はどうするかといいますと、暫定処置として三年間の猶予期間が与えられ、その期日内に講習を受けテストに合格することが管理建築士として登録するための条件とされたのでした。
さて、話は長くなりましたが、今日はその管理建築士講習会に参加してテストを受けてきたのでした。

講義は正味5時間。朝の9時半から午後の4時まで。休憩を挟んで午後4時半よりテスト。テストは配布されたテキストを参照しながらのものなので、難しいとか言うのではなくて、テキストのどこに書いてあるかわかるかどうか確認するというもの。講義をしっかりと聞いていないとわからなくなりますが、ちゃんと聞いていれば大丈夫。ということで、テストの出来はまずまず。大丈夫でしょう、きっと。結果は9月末発表だそうです。

講習会の内容はといえば大きく二つにわけられます。

1、建築士法など法律のこと
2、建物の品質確保のこと

この2番目の品質確保とはどういう話をしてくれるかというと、設計監理における品質管理をどのようにすすめるかということと、業務に関する苦情と紛争の予防になります。なかでも、苦情と紛争の予防にたっぷりと1時間使って講義をしてくれました。講義の内容も時世を表しているのでしょうか。消費者庁が果たす役割と建築業界への影響についてもふれていました。とても興味深い内容でした。

さて、今回の法改正では、管理建築士を含むすべての建築士には、この他に3年ごとの定期講習が義務づけらました。この定期講習会はすでに受講していますが、管理建築士の講習が1回受ければいいのに対して定期講習は3年ごとに受ける必要があり、設計者もなかなか大変な世の中になっています。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2009年08月27日 19:00

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