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2009年09月17日

「黄金の都 シカン展」---1日ブログ記者体験

[アート--art ]

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上野の国立科学博物館で開催中の「黄金の都 シカン展」で、一日ブログ記者なるものを募集していたのを知り、さっそく応募してみましたら当選。
やったー!、と、本日、上野まで足を運んできました。
(一日ブログ記者は10月4日まで募集しています)
シカン文化とは、日本で言うと室町時代のころ。インカ文化の直前、ナスカ文化の少しあとに栄えたアンデス文明のうちの一つです。
今回の展示は、日本人考古学者 島田泉氏が1978年から始めた調査の成果を紹介する展示で、内容充実、とても見ごたえのある展示でした。

シカン文化の全容についてはいまだ不明な点も多いのですが、発掘された遺物から、金属加工に優れた技術を持っていたようです。
黄金の細工がほどこされた装飾品はどれも素晴らしい。

これが「黄金大仮面」。

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そして、これが「黄金の御輿」の背もたれに付けられた飾り。

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こうした金属細工に目がゆくとともに、黒色土器の面白い造形が印象に残りました。

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面白いですよね。
人の顔だったり、動物や魚だったり、鳥だったり。そういう造形をいろいろなところに付けたシカンの人たち、どんな人たちだったのでしょう。それらの表情が独特で印象深いのですから、ますます想像が膨らみます。

そして、会場の最後には3Dシアター。3D立体映画でシカン文化の遺跡発掘を紹介してくれます。映像といえば、その他にも会場に複数のモニターが設置されていて、要所要所でビデオでの説明があり、遺跡発掘のダイナミックさとリアリティを会場に伝えてくれていて、とても良くできた展示だと思いました。

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最後に、私が手渡された「一日ブログ記者」の証明書と、取材のための撮影許可証です。

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この二つを身に付けて会場をうろうろしていると、ちょっと恥ずかしくなってきますが、そのかわりに、公に写真を撮っても良いわけです。美術展で、シャッターをカシャカシャ切るって、けっこう気分が良いものですよ。

みなさんも一日ブログ記者に応募してみませんか?

一日ブログ記者はこんなプレゼントももらえます。

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シカン展一日ブログ記者はこちらから。

シカン展公式HP


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2009年09月17日 15:10

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コメント

土器土器。
土器かわいいですね。
動物や人の造形ってのは、なにか宗教的な意味合いでもあるのでしょうかね。

投稿者 ねえや : 2009年09月17日 17:18

ねえやsama
そうですねえ。
展示の解説にも宗教的な意味があるのではないかと書かれていましたけれども、それも想像の域を出ないわけですね。やはり、ドロ遊びする時に童心に帰るように粘土細工には秘密の力があるのかもしれませんね。

投稿者 fuRu : 2009年09月17日 17:45

昔の人も、現代人も、同じだったんだなと博物館なんかに行くと思いますね
手工芸に関しては、今よりずっと優れていたりして
今の道具を貸してあげたらきっともっとすごいもの、作っちゃう
最近この年になってやっと博物館が楽しくなってきました

ブログ一日記者、いいね

どうして日本ではスケッチとか写真とかだめなんだろう

投稿者 (!!)。 : 2009年09月18日 13:44

(!!)。さま
国立科学博物館は常設展もとっても楽しいですよ。
博物館は良いなあ、ホント、良いです。
こういう考古学的な展示では、昔の人たちの手仕事を想像してしまいますよね。

投稿者 fuRu : 2009年09月18日 14:58

関西に国立博物館はあるのですが、
国立科学博物館はないんです。

残念ですが、簡単に見に行けません。

そういえば
シカン文化を研究する考古学者 島田泉さんのインタビュー記事が
ナショナル ジオグラフィク 9月号にありました。
へぇーこんな人いるんや! と随分 驚いたことをことを覚えています。

投稿者 いちろう : 2009年09月20日 10:02

いちろうさま
島田泉氏、すごい人ですよね。
私も、今回の展示で今まで知らなかった「島田泉氏」の存在にビックリしていたのでした。すごいなあと思うとともに、どうして日本の研究の場ではこういう人を生かせないで、外国に行かせてしまうのかなどということも考えてしまいました。
30年間の想いもさることながら、達成し結果を出す。すごい人です!

投稿者 fuRu : 2009年09月20日 19:06

真似して応募した所、採用されました。
来月初めに行ってきま〜〜す。

投稿者 いちよう : 2009年09月24日 15:45

いちよう さま
いってらっしゃーい!

投稿者 fuRu : 2009年09月24日 20:40