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2011年07月06日

YJS@JZ Brat

[ジャズ--jazz ]

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Facebookのスポンサー広告欄に表示された「Young Jazz Summit Vol.1」の文字。そういえば最近、生の演奏、ご無沙汰だなと、ふらっと予約。出演者の名前で知っているのは向井滋春くらいでしょうか。どんな人が出るのか、予備知識もないまま昨夜、渋谷の「JZ Brat」に行ってきました。

20代の若手を、向井滋春と高樹レイがサポートするという企画。
若手ピアニストが4名、宮川純(24歳)、菊池太光(26歳)、寺島優樹(28歳)、若井優也(25歳)、が、同じく若手、大塚義将(25歳)ベース、福森康(26歳)ドラムスと組んだピアノトリオ。さらには、早川惟雅(22歳)サックスが加わるカルテットでの演奏は、どの組み合わせも個性的で演奏の質も高く、何も知らないで行ったにしては、おもいっきり楽しんで帰ってきました。

日本の若手にこれだけの人材がいるんだなあと感動的でもありました。
特に、若井優也。高樹レイの甘い歌声に寄り添うように奏でる伴奏が秀逸で、50近いおじさんも油断して目がうるっときてしまいました。すばらしい。
ブログでも彼のことを書いている人は結構いて、そのなかにキース・ジャレットに近いというような事を書いている人がいましたが、キースの演奏がジャージーでアーシーなアメリカの魂にスピリットを得ていると考える私からすると、その考えに違和感を感じました。若井優也の演奏は、もっとブリリアントです。そのルーツはどこから来るのかというと、キースというよりも、もっともっと、ビル・エヴァンスの正当な流れに近いと思いました。
若井優也にはこれからも注目してゆきたいと思います。

若井優也にばかり目が行ってしまいましたが、実は昨日の演奏では、ベースの大塚義将が光っていましたね。安心して聴けるベースです。どっしりと重いベースではなく、軽やかなラインですが、テクニックとタイムキープにしびれました。4人のピアノと呼応するドラムスの福森康も素晴らしかった。もちろん、ピアニストは全員凄かったのです。

ジャズを聞く楽しみが増えた夜でした。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2011年07月06日 11:25

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