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2012年10月15日
「ブルックリン・フォリーズ」---ポール・オースター
[books ]
「ブルックリン・フォリーズ」
著:ポール・オースター 訳:柴田元幸 出版:新潮社
ポール・オースターのフアンであるというのは、どういうことなんだろうか、なんて考えてしまうこともあるのだけれども、この本はとってもとっても面白いので、オースターって誰?という方にも、アメリカ現代文学好き、はては村上春樹好きの方にも読んでいただきたいと思っていたりします。
オースターの小説は、時にくどくて、読んでいて重い気持ちになるものもあるかなと思いますが、このおはなしはとてもとても明るい希望のラストシーンに向かって、めまぐるしい展開が次はどうなるのかという興味となりとても面白く、ついつい引きこまれてしまいました。
オースターの小説で、これほど希望に満ちたおはなしは他にあったでしょうか?
というわけで、多くの方にすすめできる面白い本であります。
柴田元幸さんの翻訳というのもおすすめポイントです。
ただし、新刊だといささか高いのが難点ですね。
※新しいホームページで情報更新中!!
投稿者 furukawa_yasushi : 2012年10月15日 20:20
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