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2014年07月02日

warashibe_nursery プロジェクトがはじまります

[レポート---report ]

「warashibe_nursery」プロジェクトが始まります。
「warashibe_nursery」プロジェクトは「NPO法人 親子でつくる子育ての会 わらしべの里」の活動を支える施設群の設計監理になります。今まで使ってきた建物の老朽化に伴い、当初は建て替えの計画をしましたが、市街化調整地域であることなどから建て替えが困難となり、心機一転新しい土地での再スタートとなりました。

「わらしべの里」がNPO法人として出発されるときの趣旨文がHPに載っています。

保育園制度そのものは、児童福祉法第24条により、保育に欠けた子どもの保育をする場所として定義されています。また、埼玉県の家庭保育室要綱は、児童福祉法第24条ただし書きにより、増大する低年齢児の保育需要に対応する場所として家庭保育室を定義づけています。
わらしべのさと共同保育所は、しょうがい児保育・乳児産休明け保育・長時間保育・臨時保育・学童保育など、公立認可園の補完的役割を担う目的で地域住民の要望と参加で平成4年4月に設立し、公立認可保育園に入れなかったしょうがい児とその他の幼児、学童しょうがい児の4名で、保育室と学童クラブが併設した形で始まりました。平成6年4月より埼玉県家庭保育室要綱および妻沼町家庭保育室要綱に基づき家庭保育室として認定され、さらに、平成14年4月より、学童クラブの運営が埼玉県放課後児童健全育成事業に認定されました。
赤ちゃんから学童までが、一つ屋根の下で一緒に生活する中で、年上の子が小さなこの面倒を見たり、職員を手伝ったり、重度のしょうがいを持つ子を仲間に入れたりしてきました。あづける保護者も子どもたちのために、心地良い環境づくりや園運営に積極的に携わってきました。その中で、赤ちゃんから大人までが、お互いの大変さをカバーしあい、良い影響を与え合う寒けを築き上げてきました。

読んでいただければおわかりになるように、「わらしべの里」は認可保育園では出来ないことをやるという、大変ユニークな保育所です。その徹底して子供たちの立場にたった保育の様子を何度か拝見させていただいてますが、子供たちののびのびとした姿にいつも多くのことを教えられます。

出会いは、拙著「木の家に住みたくなったら」を代表理事の長谷川さんに読んでいただいたのがきっかけです。
子供たちの木の家をつくって欲しいという思いで連絡をくださいました。

完成は再来年の春。

保育所の子供たち、親御さんたち、そして職員の方たちの思いをしっかりと受け止めて、木の香りのする保育園を一緒につくりあげたいと思っています。

写真は現在の保育所の園庭。泥遊びと水遊びが渾然一体となった子供たちの遊びが一段落してお昼寝の時間になった頃にとった一枚です。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2014年07月02日 10:48