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2004年11月30日

ヤナギモ

[樹木・草--plants ]

ヤナギモ:ヒルムシロ科ヒルムシロ属-(Potamogeton oxyphyllus)

この水草はほんとによく見かけます。
この写真も落合川(東京都東久留米市)でゆらゆらしているのを撮ったものです。
しかし、簡単に名前がわかるかと思ったら大間違い。
水草と言うのは奥が深い。

All About Japanでは 熱帯魚関係のところに水草のページがありました。
水草の育て方

ただし、このページは熱帯魚を飼育するための情報が中心で
普段、僕らが見かける水草についてはとんちゃくしていないようです。
水草は趣味の世界にジャンルわけされているようです。

それで、いろいろ探していたら日本の水草のページを見つけました。
日本の水草

そこで、姿のにている「センニンモ」を見つけました。
そして、今度は「センニンモ」で検索。
なになに、センニンモの葉は小さい・・・・。
僕が撮影した水草はの葉っぱはずいぶんと大きかったので
これは「センニンモ」ではなくて「ヤナギモ」にちがいない、ということになりました。
もっと葉っぱが小さいものは「スギモ」ということも判明。
ヒルムシロ科ヒルムシロ属と言うのがわかっていれば探すのは簡単です。
(逆に、これがわかっていないと結構難しかったりします)
そこで、次のホームページで確認。たぶん間違いないでしょう。
植物雑学事典

日本は水草の国でした。
それほど豊かな水草の世界が僕らの生活にとなりあってあったのですね。
確かに、小さい頃の記憶には、家の近くに沼があって、その沼の水面は水草で覆われていました。
鮒を釣ったり、ザリガニをとったり。
いつの間にかそういう水辺が僕らのまわりからなくなって(少なくなって)しまいました。

川をゆらゆらする水草には
バクテリアさんのお家がたくさんあって
バクテリアさんは、ながれてきた食べ物を、せっせと食べて生活をしています。
人間は一人では生きてゆけない。
それは「ヒト」という一種類の動物だけでは生きてゆけないということ。
水草と川の流れが川をきれいにしてくれています。
水の流れにゆらゆらする水草の姿は、そういう意味でもほんとに和みますね。

水草のゆらゆらする姿は
僕にふたつの映画を思い起こさせてくれます。

ひとつは、アンドレイ・タルコフスキーの「惑星ソラリス
もうひとつは、黒沢明の「夢」の最後のエピソードです。

これらについては機会をあらためてエントリーしたいと思っています。

投稿者 yasushi_furukawa : 2004年11月30日 14:32

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