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2004年11月14日

森林インストラクター 2次試験

[いろいろ--misc. ]

今日は森林インストラクター資格試験の2次試験だった。
僕のところに届いた通知では昨日が試験日だったのだが
大多喜の森へ行く予定があったので今日に変更してもらった。

2次試験は実技と面接。
その前に、1時間半ほどの講義がある。
面接は3つの会場に分かれて一人づつ行われる。
実技がある人は10分間、面接だけの人は5分間だ。
僕は「森林インストラクター養成講習」を昨年受講していたので
実技免除で面接だけだった。

森林インストラクターは全国的に実施される資格試験だ。
筆記による一次試験と、一次試験合格者に対する二次試験で合格が判定される。
一次試験は全国の5ヶ所で試験が行われるが、二次試験は東京会場だけとなる。
だから、北は北海道から南は沖縄まで、昨日と今日、一次試験合格者が全国から集まった。
面接の順番は遠方からの受験者優先。
よって、東京在住の僕の番は午後の4時過ぎ。
朝の講義が終わったのが午前10時20分。よって6時間ほどの待ち時間。
外出自由とはいえ困った。

というわけで、午前中に昨日工事が行われた北区の7.dd._Houseに行ってみた。
玄関先に屋根を付けたのだ。
ふむふむ、なかなかいい感じで出来ている。
工事を請け負ってくれた川口の小野瀬さんも
どんどん仕事があか抜けてきた。
「工務店力」とはそういうところにあるんだなあ。
つくづく感心。

さて、北区から帰ってきてもまだお昼。4時間近くある。
石田衣良の「池袋ウエストゲートパーク」を読破。
うーん、とうなって、何度も背伸びをして、やっと自分の番。

「まずは自己紹介をしてください。」
面接の定番ですね。

--「あなたは一級建築士ですが、どうしてこの資格を取ろうとしたのですか?」

「はい。私は木の家が好きで主にそうした住宅の設計していますが、
大学時代に、日本の山が荒廃しているということを先生から教えていただき、
山の荒廃を防ぐには、木をちゃんと使ってあげることが大切だと教えられました。
そして、仕事で千葉県の林業家といっしょに家づくりをすることができました。
そうした経験から住まい手と林業家を結びつけることが自分の役割として
強く感じ、それは森林インストラクターの役割でもあると思い
この資格を受験しようと思いました。」

--「森林インストラクターになったらどのような活動をしてゆきたいと思っていますか?」

「実は、すでに活動をしています。昨日も木の家に関心のある一般の方々を
千葉県の夷隅郡大多喜町の林業家の山に案内してきたところです。」

--「あなたの活動は、千葉県に限るのですか?そして、家づくりに限るのですか?」

「木の家づくりは地産地消を理想と考えています。実は山口県でも住宅の設計を依頼されたことがあり
そこのご主人から自分の山の木を使いたいと相談されました。残念ながら手入れがされておらず、木材として使うには適当でなかったものですから、その時は使えませんでした。
また、学生時代にワンダーフォーゲル部でして、山登りの経験から自然の魅力を感じていました。そうした自然の魅力をより多くの方に伝えてゆくことも、森林インストラクターの役割だと考えています。」

--「川上から川下、という言葉があるように、あなたのような建築の方がそういう考えでいてくださるのは良いと思います。がんばってください。」

ふうーっ。

と、こういう感じだったのですが
実際は緊張していて、相当あわてていたので、こんなに整然としゃべることが出来たわけではありません。(恥ずかしい・・・)

結果は12月中旬。郵送にて届くことになります。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2004年11月14日 21:53

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コメント

おめでとうございます。

合格間違いなし、であります。
しかし、私は大嫌いでありますが古川さんは試験が好きでうらやましい。

投稿者 AKi : 2004年11月15日 11:34

おっと、誤解なされないように。
私も大嫌いであります。
たぶん、もう試験なんて受けませんね。こりごりです。

投稿者 古川泰司 : 2004年11月15日 11:41

面接試験おつかれさまでした。 また合格証書写真つきエントリー待ってますよ!! 

投稿者 いのうえ : 2004年11月15日 21:08

いのうえさん、わかりました。了解!
とか言っておいて
落ちてたらどうするんですか。ねえ。

ともかく、ご報告は必ずいたします。

投稿者 古川泰司 : 2004年11月15日 21:36