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2005年04月30日
Breathe---UA
[音楽--music ]
Breathe---UA
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UAの新譜。3月30日発売。
前作「SUN」からちょうど一年で発表されたこの「Breathe」。
「SUN」でガムラン音楽を取り入れ、空間を響きで埋めるような音でアンビエントな指向を感じさせたUAの世界だが、そのアンビエントな指向が、今回はさらに強くなっている印象。
インタビューを読むとギターの内橋和久の存在の大きさがわかる。
たぶん、ギターシンセサイザーの登場以来、ギタリストはギターから、とてもギターとは思えない音を生み出してきた。前作のガムラン音楽でひろがった世界が、内橋のギターで、さらにひろがっていると感じる。
ひょっとして、「SUN」で競演したドラムスの外山明のたたき出すビートがUAのなかのなにかを目覚めさせたのだろうか。
アンビエントであることは、世界とのつながりを
UA自身が強く感じている証だろう。
それは、最後の曲「mori」に強く反映していると感じる。
いつの日か みんなが 世界のみんなが 笑う日に お陽さまはよろこんで とりたちが まう日に
ある日 きみが 朝 おきる
なにかうれしくて しかたがない
大人たち 子供たち
手をつなぎ 輪をえがく
moriとは森。
僕らが「森林をいかす家づくり」と言ったときに
「森林」と書いて「もり」と読んでもらっているが、
「もり」には、一つとして無駄なもの、役割を与えられていないものはない。
「もり」には、ひとつひとつのものがつながっている「世界」というものの隠喩そのものだ。
世界とのつながり
それがUAの空間を支えている。そんな音楽がここにはある。
心安らぐ一枚。
<蛇足>
このアルバムを聞いていると、僕の空想はUAと細野晴臣との共演が実現しないだろうかというところに辿り付く。
内橋和久にも注目。
→○即興ワークショップってなんだ! − 内橋和久氏に聞く
→○log asakawebmagazineでのインタビュー
→○本人のホームページ
※新しいホームページで情報更新中!!
投稿者 furukawa_yasushi : 2005年04月30日 17:50
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コメント
開いて一瞬ドキッ!UAのルックスってインパクトありますよねえ。教育TVでのUAを見てから、「この人は根ざして生きて生きたい人なんだな〜」ってずっと思っていて。fuRUさんが取り上げられていらっしゃるのは何だか必然のような。
私はこの人のビリーホリデイあとジャニスをね、聞いてみたいんですが。
投稿者 kazoo : 2005年05月01日 08:42
kazooさん こんにちは
UAのビリーホリディ・・・・、僕としてはまだ歌って欲しくない感じです。
ジャニスは、ちょっと歌い時を過ぎちゃったって感じでしょうか。
「悲しみジョニー」の頃なら、はまっていたのでは。
ちなみに、昨年のライブでは奄美大島の民謡を唄っていて
それがいちばんはまっていました。UAの方向性としてはそっちかもしれませんね。
それは、昨年でたライブアルバム「la」でも聴く事が出来ます。
投稿者 fuRu : 2005年05月01日 10:23
あ、明日レコード借りてみようっと!!
投稿者 kazoo : 2005年05月01日 20:22