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2005年11月27日

セイタカアワダチソウの夏

[風景--landscape,cityscape ]

セイタカアワダチソウの夏は日本の夏だった。
すでに冬。夏の風景の記憶。

夏から秋に、千葉県の鎌ヶ谷周辺に出かける機会が多く
特に新鎌ヶ谷の駅前の再開発を控えた空き地には
セイタカアワダチソウの大群落が広がっていた。
黄色い花を一斉に付ける姿は圧巻である。

セイタカアワダチソウの群雄を、忌み嫌う向きもある。
僕もいやな感情を抱かないわけもなく
悪玉としてこの植物を見ていた。

でも、その圧倒的な生命力に逆らうすべもない。
どこにでも、遠慮なしに生え茂るその姿。
その存在感のありかたをみていると、
ひょっとしたら、これこそが今の日本にふさわしい風景なのかと思った。

もちろん、厚顔無恥であれ、とうのではない。
人と人との距離感
決定的に変わってしまった。
セイタカアワダチソウの群雄する姿はそれを象徴しているようだ。
そんなことをこの夏、感じた。


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投稿者 furukawa_yasushi : 2005年11月27日 10:45