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2006年03月10日
Brahms: Double Concerto---Bernstein
[映画・ドラマ・舞台--movie/play ,音楽--music ]
Brahms: Double Concerto---Bernstein, Kremer, Maisky
→amazon
「小早川伸木の恋」を、なぜか欠かさず見ている。
柴門ふみの原作ということで、おおよそ、話の感じは予想できるし、実際その通りで、見事に期待に応えてくれる。面白いか、と聞かれれば微妙だが、新年から三谷幸喜の映画が続いて、僕としても唐沢寿明づくしだったので、そのまんま波にのっている感じでもある。
それにしても、いやあ、しかし、自分の好きな曲がドラマのなかで、それも重要な役割で出てくると、ちょっと恥ずかしい感じもしてしまう。
「ブラームス ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」
それにしても、まあ、すごい演奏だ。
きっと、クレーメルもマイスキーも、弦を何本も切りながら演奏しているに違いない。
オーケストラの面々も、それに負けずに弦を切り放題の演奏、に、ちがいない。
クラッシック音楽なんて、ちゃらちゃらしていて
お行儀の良い音楽に
ロックの激しいビートなんて、そんなの、わかんないんだろうし
ジャズの激しい演奏の応酬も、我関せずなんだろう、と、それまで思っていた僕の偏見を
一気に崩してくれたのが、このレコード。
うちに秘めた、とかそういうのでなくて
実に激しく迫ってくる演奏がここにはある。
そうか、この激しさは「恋」の激しさなんだ、と
ドラマのなかの台詞を聞きながら不思議な感じ。
身を焦がすような激しさかあ。
と、最終回まであとわずかのこのドラマ。
最後まで見てしまうんだろうな。
※新しいホームページで情報更新中!!
投稿者 furukawa_yasushi : 2006年03月10日 01:00
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コメント
fuRuさん、こんにちは。
そんなにすごいんですか、クレーメルとマイスキーのドッペル・コンチェルト。
欲しくなってきましたね〜。
2人のとりあわせが、うまく想像できないので、聞いてみたくなりました。
私はテレビドラマをあまり見てないので、最近は、どんな傾向なのかよくわ
かりませんが、この曲が使われているとは・・・です〜。
ところで、弦じゃなくて弓の毛ではないですか?
弦は4本までしかないし(^_-)-☆。
投稿者 わきた・けんいち : 2006年03月10日 18:20
わきたさん コメントありがとうございます。
このCD、どうやら廃盤のようで
最初にリンクしたamazonでは、高値取引が行われていましたので、リンク先を変えました。
これで1800円。
僕の愛聴盤の一枚です。
>ところで、弦じゃなくて弓の毛ではないですか?
ご指摘のとおりです。
弓と書こうとして弦と書いてしまいました。
そういえば、N響アーカイブ(テレビ)でチャイコフスキーの4番をやっていて
第一チェロの人の弓が演奏中に切れちゃったんですね。
そしたら、バトンリレーのように弓を一番後ろの人まで手渡して
その人が、演奏中ですよ、楽屋裏に引っ込んで新しい弓を持ってきていました。
後から解説を聞けば、演奏中に弓が切れたときは
そういうふうにやるんだそうです。
オーケストラも完全階級社会なんですね。
投稿者 fuRu : 2006年03月10日 18:41
オーケストラも完全階級社会なんですね>fuRuさん。
階級といいますかね〜、主席奏者は責任が重いんですよ。
ですから、仕方ないですね〜。その場を離れるわけにはいきませんから。
第一チェロとは、指揮者の横、一番前にいる主席(トップ)奏者のことですね。
他の弦楽器でも、そうです。コンサートマスターの弦がきれたら、トップサイド
の奏者の楽器を手渡します。トップサイドの奏者は、ステージに予備の楽器
があればそれを使いますが、そうでなければ、fuRuさんのお書きになったよ
うにバトンリレーになりますね。ところで、fuRuさんがご覧になったとき、弓の
毛が交換しなくてはいけないほど、たくさん切れてしまったんですか!!
それもなんだかスゴイですね〜。
ちょっと学生オケをやっていたときのことを思い出しました。私の最後の定期
演奏会の曲は、チャイコフスキーの5番です(チャイ5)。
投稿者 わきた・けんいち : 2006年03月10日 19:55
わきたさん どうも。
>fuRuさんがご覧になったとき、弓の
毛が交換しなくてはいけないほど、たくさん切れてしまったんですか!!
弓の毛が切れてビロンビロンになっていました。
うん、テレビ画面で見ていても、すごい演奏でしたよ。
蛇足ながらチャイコの5番といえば
デアギレフの演奏に、もちろんCDでですが、打ちのめされましたね。
投稿者 fuRu : 2006年03月11日 08:47
こんにちは。いつも楽しく読ませていただいています。
「これは是非聞きたい」と思いつつあまり期待せずに札幌のタワレコで探したら、グラモフォンのEU盤?でバーンスタインのブラームス5CDSETというのがあり、それに入っていました♪3890えん。お得でした。
投稿者 眼谷猪三郎 : 2006年03月12日 18:27
眼谷猪三郎さん こんにちは
コメントありがとうございます。
いつも見ていただいているということ。ほんとに、ありがとうございます。
「ひゃくなまこ」というブログタイトルも
たぶんハンドルネームである「まなこだにいさぶろう」というのも、インパクトありますね。
僕はブラームスの交響曲全集(4枚組)で持っていますが
これも買ったときは6000円位したのかな。でも一枚1500円でお買い得と思ったわけですが
これにダブルコンチェルトが付いて3980円というのは破格ですね。
クラシックには時々こういう破格のボックスものがありますね。
僕が買ったお買い得ボックスは
アルバンベルグカルテットのベートーベン弦楽四重奏曲全集(1978年-1983年録音)が
7枚組で、確か3890円でした。
それと、バーンスタインのマーラー交響曲全集で、こちらは11枚組で6000円弱。
どちらも、もうその値段では買えないようです。
投稿者 fuRu : 2006年03月13日 09:49