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2006年06月26日

as it is

[アート--art ,建築--architecture ]

その小さな美術館は
坂道のカーブからはずれた
狭い道を登り切ったところにあった。
目白で古道具坂田をいとなむ坂田和實氏が
千葉の山中につくった「as it is」という名の美術館。
世界から集められた古道具が展示されている。

古道具というと、由緒なり出所、肩書きみたいなものがまずは問われるイメージがある。
そうした世界に疎い僕にとっては、まったく見当も付かないような価値観であるが
鑑定者の目利きぶりがテレビで高視聴率をかせぐのも今の世の中。
しかし、この美術館で僕が遭遇した「もの達」は
そんな由緒や肩書きというようなことを飛び越えて僕のところに飛び込んできた。

まずは、その姿形の美しさに見とれ、
目を近づければ、そこに刻まれた年月の美しさに心を奪われる。

ものの美しさというものは、まさにそうした人との直接的な関係のうちに立ち現れるものに違いない。
そうした美しきもの達を、世界から集めて、
坂田氏は、僕らの目の前に並べて見せてくれる。
そして、僕らは坂田氏のまなざしが見つめる先へ誘われる。
ものを見ると言うことの至福がここにはある。

その美術館は、中村好文氏の設計。

選ばれた素材は、時が刻まれた姿を表情に蓄える。

場所は、「ユートピア笠森」をめざし、すぐ。

as it is(Things that I used to do.)


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2006年06月26日 09:15

コメント

馬の写りが違うのは、腕の差でしょうか、カメラの差でしょうか。
古川さんをして、あえて建物には触れさせる事が無い。
モノに話題が集中するとすれば、建物が最大限に機能していたことの証なのかも知れません。

投稿者 kawa : 2006年06月26日 11:38

手元にあったデジカメの調子が悪くて、馬の写真は超アンダーでした。
フォトショップでいじっていたら、ちょっとざらついた感じの面白い写真になったというだけの話です。
こんなふうに撮ろうなんて、これっぽっちも思っていませんでした。
こういう偶然も良いですよね。
それにしても、目白界隈で事務所が近いと言うこともあって
古道具坂田さんは知っていたのですが
骨董屋さんは敷居が高いから中を覗いてみることもなく今まで過ごしていましたが
それがおおきな間違いだったということを思い知らされました。
一言ですが、すごいですね。
これもkawaさんの記事がなかったら行ってみようとは思わなかったわけで不思議な感じです。
建物については、オフラインの話題かなと思っています。

投稿者 fuRu : 2006年06月26日 11:48

ぼくのblogにも書いたのですが、GXがほぼ死んでしまったので、もういちどデジカメのことを考えていたところにこの写真を見て馬の写真がとてもいい感じだった。いろいろ調べて、kodakのV570かGX8かなと思って、またここをのぞいてみたら、kawaさんのコメントとfuruさんの答えでした、やはりGX8はちがうのかなと、ぼくもkawa,さんと同じ感想を持っていたのですが、謙遜のないところでどう思います?

投稿者 玉井一匡 : 2006年07月03日 06:47

玉井さん
この馬の写真はNIKONのCoolPix4300で撮ったものです。
このところ、4300の露出制御が壊れてしまっているようで、ひとつ前の露出で固定されてしまう様になっていて
気をつけないと、超アンダーで撮れてしまいます。この写真も実は真っ黒けだったのを、遊んでいたらこういう感じになったというところです。
4300はカメラを固定してじっと撮るような場合にはとても良いカメラだと思います。NIKONはこういうビギナー向けのカメラでも手を抜かずに良い仕事をしている。ただ、起動時間とAFののろさだけは困ったものですが。
で、GX8がどうかというと、かなりマニアックですね。それゆえ、それなりに楽しいカメラでもあります。ただ、画素数は多くなってもCCDは小さいままなので、感度は悪い。くらい場面だとすぐに画像が荒れるという致命的な欠点があります。
そういうことを考えると、限りなくデジタル一眼に目は向いてしまうのですが。

投稿者 fuRu : 2006年07月03日 09:52