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2006年06月03日

Tana_House---6年10ヶ月

[a-家づくりについて---house_making ]

Tana_Houseの竣工は1999年8月。
竣工以来、毎年のように遊びに寄らせていただいているのですが、
今回はパン焼き小屋を増築したいという相談。
趣味が高じて本格的に営業許可が取れるようなパン焼き工房をつくりたいと言うことでした。
このあたりに、このくらいの大きさのものが出来そうだとか、
水がどこから引いてくるとか、排水はどうするとか
パン焼き小屋でパン焼き教室もやりたいとか、いろいろ様々。
予算など現実的な選択と可能性についてお話しさせていただきました。
それにしても出していただいた焼きたてパンのおいしかったこと。
こういうパンは、ほんと、多くの人に味わっていただきたいですね。

さて、Tana_Houseについて少しふれておきます。

設計の時から、ご夫婦でやられたいことがいろいろありました。
特に庭の使い方についてなんですが
それぞれを一つ一つ聞いていたら、まとめて一つ大きな空間というわけにもいかないと判断。
外部をいくつかのゾーンで分けて使えるように建物をコートハウス状に配置しました。
中庭にあたる部分には、大きくウッドデッキを設けて
南側にはバラのアプローチと家庭菜園。(冒頭の写真)
その奥にはちょっとした工房が後から増築できるくらいのスペースを空けていましたが、
現在は、大きな倉庫兼工房が建っています。

先のバラのアプローチの手前から
右に曲がれば、そこは中庭のウッドデッキにつながる小窪地。

そこは、大きく育ったユーカリの木の下に
気持ちの良い木陰ができていて、
そこには、丸いテーブル。
ランチもここでよくとられるそうです。

それにしても
竣工時の写真を見ていただくと
建物の周囲には、何もなかったのがよくわかります。
7年近い歳月をかけて、家は住まい手によって成長してきたんですね。

こうした、成長の過程にお付き合いさせていただけるのも
設計者としての喜びだと実感して帰ってきたのでした。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2006年06月03日 21:45

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