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2006年09月19日

バッハのカンタータ

[音楽--music ]

仕事でもお世話になっている
大学の先輩である石原信さんの奥様は
不思議なことに、ずいぶん古い知り合いだったりするのですが、
昨日は、その方が所属されている合唱団「東京スコラ・カントールム」の定期演奏会に出かけました。
演目はバッハのカンタータであります。

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
1685年3月21日生まれ、1750年7月28日死去。

調べてみますと、バッハの生きた時代というのは
徳川吉宗(1684年--1751年)とほぼ重なっています。時代で言えば、元禄時代というところでしょうか。

近代」が始まろうとしているころ。

ちなみに、今回の演奏曲目は
BWV131---1707年作曲
BWV180---
BWV196---1708年作曲
BWV225

今から300年ほど前の作品群であります。
江戸は元禄を終えた頃、浄瑠璃、歌舞伎が飛躍的な発展をとげた頃でもあります。

近松門左衛門の「曽根崎心中」が1703年の初演。
「冥土の飛脚」が1711年の初演です。

今回の演奏会を聴きながら
僕は何を考えていたのかというと、
バッハがこのような音楽を作曲していた時代に
日本の芸能はどうだったのだろうか、というようなことです。

それで、ちょこちょこっと調べていたら
徳川吉宗と近松門左衛門の名前が出てきたというわけです。

徳川吉宗はともかく、近松とバッハの関係はなかなか面白そうであります。

近松の作品にある、計算された感じは
バッハの作品にも感じられるところ。

ものを作るときに、ちょっと離れて計算しながら作るという、というような接し方というか態度は
どうも、この頃から西洋、日本を問わず始まったのかもしれません。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2006年09月19日 12:50

コメント

東京スコラの公演へ来ていただき有り難うございます。指揮とカウンターテナーの青木洋也さん、古楽器カッチャの江崎浩司さんなど、若手でグングン伸びてくるプロが輝いていました。江崎さんは、ご存じの「つのだ たかし」さんのタブラトゥーラです。

投稿者 shin : 2006年09月19日 15:17

shinさま
こんにちは
昨日は、またまた、ご一緒出来まして、光栄でありました。
そうですか、江崎さんは「タブラトゥーラ」のメンバーだったのですね。
それにしても、弦と管と声がバランスよく響いていた演奏会で
とても心地よい時間を過ごさせていただきました。
実は、バッハのこの手の曲は、今まで聴く機会がなかったものですから
バッハというクリエーターに対しての新鮮な感動さえありました。
また、次回もご一緒させてくださいませ。

投稿者 fuRu : 2006年09月19日 15:24