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2007年08月09日
「俵屋の不思議」---村松友視
[books ]
「俵屋の不思議」
著:村松友視 出版:世界文化社
→amazon
「東京クリップ」のじんた堂さんがブログで書かれていたのを見て
さっそく、購入。
俵屋は、その玄関先まで行ったことがあるだけ。
でも、玄関先だけでも、心おどる空間がそこにはありました。
この本を読んで感心したのは
俵屋の女将である年さんのこだわり。
建築が心おどるようになるのも、女将のこだわりあってこそ。
建築家、職人方が、いくら腕が達者でも
発注者、住まい手、クライアントが、
つまりはお金を出す人がしっかりとしたヴィジョンをもっていなくては
最高の品質を、サービスであれ空間であれ、維持出来るものではないということ。
これは、我々の日常でも何でもない
かなり異質な世界だけれども
その異質な世界を維持すること、維持してゆく、という事がこの本には描かれていました。
※新しいホームページで情報更新中!!
投稿者 furukawa_yasushi : 2007年08月09日 10:35
コメント
お久しぶりです。
京都の俵屋には、10年以上前ですが1度だけ母のお供で泊まったことがあります。
今以上に若造だった私には「10年早い」どころではない不相応な経験で、その価値は良く分からなかったと思いますが、何というか、あの独特の空気感は未だに印象に残っています。
静かで凛とした、少し緊張感のある空気なのに、不思議とリラックスできる空間でした。
格式があったり、超高級と言われる旅館には非日常な贅沢感(?)みたいなものがあって、それに溶け込めないこともよくあるのですが、俵屋の客室は明らかに私の日常とは違う空間であっても、不思議とすんなり溶け込める、とても和らいだ空気がありました。
姿勢を正しつつも、心はとても穏やかでゆったりする感じとでもいいましょうか。
宿泊先であんなにぐっすりと眠れたのは後にも先にもありませんし、朝食から食欲旺盛で、美味しく食べられたのもあまり経験がありません。
女将さんをはじめとするスタッフのこだわりが、宿泊客の立場にきちんと立っていて、それがしっかり生かされているのでしょうね。
この本を読んだらあの心地よさの不思議が少し分かるかもしれません。読んでみたいです。
また是非、今度は自腹で泊まってみたい宿なのですが、まだ「10年早い」かな。と思ってます。
投稿者 kompf : 2007年08月11日 03:07
kompfさま
お返事が遅れましてすみません。
それにしても、泊まられたことがあるんですね。
うらやましい、です。
私は、まだまだ、ですね。
でも、いつかは、と思っております。
投稿者 fuRu : 2007年08月14日 22:11