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つまり、値段はこちらで決めてくれということ。
視聴してから買うかどうかを決めるということはiTunesMusicStoreでもあることですが
ダウンロードする前に値段を決めるというのはなかなかないでしょう。
さらには、なんと、その値段ですが「£0」でもO.K.なんです。
これは、「音楽を売る」ということに対するradioheadの意思でしょう。

また、人任せのお店を持たない、ということにもつながるのかと思います。
思想としては「インフォショップ」に限りなく近い。
でもradioheadの場合には、世界中に限りなくたくさんいるフアンが相手ですから
ローカルな発想ではすでに対応出来ないわけですね。
グローバルな人気がありながら、思想としてはローカルに、
メジャーな人気がありながら、あくまでもオルタナティブである姿勢を崩さない。

ただ、今回は実は2枚組みで、ダウンロード出来るのは1枚目のみ。
2枚目を聴きたかったら12月まで待つということで
大いなる予告編ということかもしれません。
ただ、予告編にしては良く出来すぎているのが嬉しいところです。

○IN RAINBOWS（公式HP）←ダウンロードもこちらから

ちなみに、この公式HPですが世界中からのアクセスがあるために
特にヨーロッパ圏が日中になる時間帯はとても繋がりにくいですので
アクセスする時間を考えるといいかと思います。

＜071012追記＞
何度か聴いていると、60年代、70年代のプログレッシブロック、あるいは80年代のネオアコースティックの響きが、ラディオヘッドの響きと同時に聴こえてきます。そう言えば、70年代のプログレを集中して聴いているんだというトムのインタビューが以前にあったことを思いだしました。