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2008年06月09日

浮游の庭

[建築--architecture ]

ここはどこでしょう?

日曜日は家族を連れて昭和記念公園に出かけました。自転車を借りて広い園内をぐるぐる回るのはことのほか楽しく、子供たちも大満足だったようですが、私の目的のひとつは「花みどり文化センター」を見ておくことでした。子供たちは遊び疲れて、もう動きたくないとのことで、雨の天気予報がどうしてか晴れ間をのぞかせていた夕暮れ近く、ひとりで訪問。

先の屋上庭園は「花みどり文化センター」の屋上です。

設計監理は伊東豊雄とアトリエ・ワンの共同設計ということですが、新建築では基本構想が「鈴木雅和+貝島桃代」で設計が「伊東・クワハラ・金箱・環境エンジニアリング設計共同体」となっています。

この建物は、昭和記念公園からアクセスするといきなりこの「浮游の庭」にたどり着いてしまうので、建物がどこにあるのか最初は戸惑います。
立川駅からアクセスすれば、芝生の広場から向こうに建物が不思議な景観として現れます。

エントランスはこういう感じです。
せんだいメディアテーク」の感じが、ちょっとありますね。

内部は入館無料です。

カップルがいましたね。

浮游の庭と館内は二つのエレベーターとらせん階段、エスカレーターで繋がっていますので、私は面白がって何度も上に行ったり下に行ったりしていました。浮游の庭は直径3mくらいの程よい大きさの芝生の築山があちこちにあったり、通路から少し下がり気味の芝の斜面があったりします。行ったりきたりしているうちに気がついたのは、築山や芝の斜面ごとにカップルがいるのですね。何度か通らないと気がつきません。屋上庭園がカップルを守ってくれているような感じです。
その様子を見て、この建築は愛されるように考えられているなあと思いました。
愛される建築を作るのが建築家であると考える私にとって、伊東豊雄は尊敬すべき建築家であるとの思いを強く持ちました。

芝生の広場の向こうにはトイレ棟があります。

こちらの建物も面白いですね。

<蛇足>
「花みどり文化センター」には「昭和天皇記念館」が併設されているのにはびっくりしました。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2008年06月09日 13:00

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