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2008年07月29日

小林秀雄 ふたたび

[books ]

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建築家の長浜信幸さんの事務所に遊びに行った時に
「古川さん、これ良いよ」とお貸しくださったCD。

「小林秀雄講演集 第二巻 信ずることと考えること」
amazon

iPodにいれて聞かせていただきました。

小林秀雄を聞くというのは面白い体験です。
なんといっても、彼のしゃべり口は独特で
噺家で言えば、志ん生と円生をあわせた感じですから、まずは聞いていて愉しい。

もちろん、内容はなかなか深いのですが
聞き始めてすぐに気がつきました。
これは、ずーっと前に、読んだことのある話でした。
高校生の時です。

確か、この講演を読んで、私は小林秀雄にかぶれ、何冊も何冊も読んだことを昨日のことのように思い出します。話の中で引用される柳田国男の「山の人生」も買ってきて読みました。

小林秀雄については、その前にも、国語の授業で「無常ということ」を読んでいましたが、わざと難しく書いている感じがして印象がよくなかったのですが、この「信ずることと考えること」という講演はとても分かりやすく、心に強く訴えてくるものがあったのですね。

最近では人気の茂木健一郎さんが小林秀雄について語っているのでその影響もあるのでしょうが、こうして、いま聞いてみても、とても大切なことを語ってくれているなあと思います。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2008年07月29日 10:20

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