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2008年09月10日

「LONDON CALLING」

[音楽--music ]

「LONDON CALLING」
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高校生の時、私はジャズに深く傾倒していったのですが
同時に、1970年代後半、私はパンクにも心奪われていました。
とはいえ、すでにパンクは少しだけ過去のものとなり、
ラジオでは「ニュー・ウエーヴ」と呼ばれるバンドに注目が集まっていました。
大好きだったポリスもパンクというよりはその次の世代。
でも、もう一つの大好きだったバンド、クラッシュはパンクだったのです。
デビューアルバムの「白い暴動」はパンクの代表的なレコードです。

この映画はクラッシュのリーダー、ジョー・ストラマーを中心とした彼らのドキュメンタリー。
インタビューに答え、ミック・ジョーンズがギターの音を大きくかき鳴らすためにストロークの方法を考えたというくだりがあります。パンクもレコードになる前にはライブハウスのムーブメントだったわけで、ステージでの音の大きさというのはとても重要だったはず。聴衆は音圧に圧倒され、難聴になりながらパンクの音に飛び込んでいったわけです。
そういう意味では、先日のルー・タバキンもステージでたたき上げられ、そうとうに鍛えられてあの音を出せるようになったのだと思うのですが、ステージというものは音楽を育てるものなんだと思います。音楽を育てるのは演奏者と聴衆。ステージとはクリエイターとオーディエンスがまじわる場所。パンクとジャズはその意味で相通じていると思いました。私の中でパンクとジャズがつながった瞬間です。
フムフム、私は、そうした接点、人と人がまじわること、交わる現場に昔から強い関心を持っていたんだと言う事に気がつきました。
これは自分自身の原点なのかもしれません。
建築に関わったのも、建築は人と人がまじわることによって生まれるからだ思いますし、設計のプロセスを大切にすることや、現場の職人さんたちとの共同作業として建築を考えるということも、まさに人と人がまじわる現場への飽くなき希求の結果であるわけです。
パンクとジャズをつなげて考えてみることで自分自身の原点を再確認することが出来ました。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2008年09月10日 11:40

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コメント

パンクとジャズの話から建築へ展開するあたり、さすがfuRuさんらしいですね。
僕もたしか1981頃、同じ年にクラッシュとウェザーリポートのコンサートに行っているのでパンクとジャズを同時に愛する1人です。でも当時の普段着(革ジャンに黒サングラス、パンクヘアー)でウェザーを見に行った私は明らかに周囲から浮いていてかなり恥ずかしい思いをしました。
この映画も観てみたいですね。

投稿者 スナフキン : 2008年09月10日 17:45

この映画、何人も仲間がでているのです。その一人、ジェイソン・メイオール(好物は雲丹)が映画の中でjoeにカセットテープをわたしています。Gaz Mayallのお兄さんです。

投稿者 yosihara : 2008年09月11日 01:11

ジョー・ストラマーにうどんを作ってあげたyosihara さん
建築界のパンク野郎といえばyosihara さん、あなたのことですよ

投稿者 fuRu : 2008年09月11日 09:32

スナフキンさま
スナフキンさんの「革ジャンに黒サングラス、パンクヘアー」・・・
なかなか想像出来ません、です。

投稿者 fuRu : 2008年09月11日 09:34