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2009年02月14日

S.H._House---上棟式

[0803---S.H._House ]

0900214-zyoutousiki.jpg

荒天で延期された上棟でしたが
本日、めでたく上棟式を執りおこないました。
現場は外壁下地のモイスを張り終えた状態です。
光の感じは思った通りになりそうで、自分でもワクワクして現場をみています。

上棟式の後、建て主のYさんがご馳走を用意してくださいました。
大工さんと鳶さん、いろいろな話に花が咲きます。
良いですね、上棟式の語らいはいつでも。

昔は毎晩深夜の2時まで飲んでたんだよ、とは大工さん。

大工さんの息子さんは二人とも跡を継ぎ
30代で一人前に現場を持って頑張っている。
その息子さんたちが応援に駆けつけてくれました。

最近の大工さんは、大工さんとは名ばかりの単なる作業員だったりします。
既製品のドアや窓などの部品を説明書を読んで取り付けるだけ。
電動ドライバーがあればほぼすべての作業が出来てしまう。
それで完成する家というのはある意味とてつもない技術のたまものなのですが
そういう作業員でしかない大工さんでは本格的なリフォーム工事などの、機転を利かせ応用を利かせないと出来ない仕事は出来ません。

そして、この大工さんの二人の息子さんは
躯体の墨付け刻み、階段の墨付け刻み、造作工事 ひととおり仕込まれているそうで、こういう人材は将来有望ですよ。なんてったって、中古住宅の再利用を促進するように世の中は動いていますし、一方で作業員ばかり増えて本格的なリフォームが出来る大工さんが激減していますから、もうそれは引っ張りだこになるに違いありません。

大工兄は既婚で子供二人ということですが大工弟は未婚ということで、こういう人と結婚するのが幸せではないかと思ったりしました。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2009年02月14日 22:50

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コメント

本当に大工さんは偉大ですね。我が家の新築、リフォームでお世話になった大工のSKさんを見ているとそう思います。とくにうちみたいな家は機転が利かないとこまるだろうと思います。新築の時、となりの建売を作っていた大工さん親子がわざわざ見にいらっしゃって、しきりにうらやましがっていた(建売だと、工期で仕事を切られるが、妥協せずに仕事ができるという環境がうらやましい、ということ)のが思い出されます。

投稿者 H.Suzuki. : 2009年02月14日 23:43

H.Suzuki.さま
工事中にそんなことがありましたか。
でも最終的には、住まい手がどういう意識をもっているかではないかと思います。
H.Suzuki.さんにはものをつくるということへの深い理解があったと思います。
老齢ながら良い仕事をしてくれたK大工さんもその気持ちに答えてくれたのだと思います。
結局は人と人の関係なんですよね。

投稿者 fuRu : 2009年02月15日 00:05