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2009年09月27日

THE LIMITS OF CONTROL

[映画・ドラマ・舞台--movie/play ]

090927-limitsofcontrole.jpg

ジム・ジャームッシュの新作「THE LIMITS OF CONTROL」を観てきました。
日曜日のお昼の映画館。
ジャームッシュの新作なのにガラガラでしたねえ、変ですねえ。
とても良い映画なのに。

映画のテーマは「ボヘミアン」。
「ボヘミアン」であること。
「ボヘミアン」である生き方。

ストーリーは特にありません。
いやいや、ストーリーはちゃんとあるんだけれども
ストーリーで観る映画ではない、ということです。

映画全編が「ボヘミアン」であることを謳っています。

殺し屋。
情報屋。
暗号。
裏切り。
孤独。
ジプシー。
タピエスの絵画も。
そして、ひょっとしたらマッチ箱も「ボヘミアン」かもしれません。

ボヘミアン的映像。
流れる映像。スローモーションの映像。
こうした映像処理が切ない浮遊感を観るもののもとにもたらしてくれます。

支配者に対するアンチ。

エンドロールの最後に

NO LIMITS NO CONTROL

これがこの映画のメッセージのすべてです。

「リミッツ・オブ・コントロール」公式サイト



※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2009年09月27日 16:25

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コメント

家族も一緒に行ってくれました?

投稿者 nt-lab : 2009年09月28日 07:04

nt-labさま
もちろん、一人でゆきました。なんてたって「ボヘミアン」な映画ですからね。
というのは冗談で、娘の所属しているガールスカウトの行事でうどんをつくりに、他の家族は出掛けてしまい、ひとりぼっちのお父さんは「よし、映画にでもゆこう」と思ったのでした。こういのも「ボヘミアン」だなあ、って、なにが?
ちなみに、家内もジャームッシュの熱烈フアンですので、そういう点では実に後ろめたいボヘミアンであります。

投稿者 fuRu : 2009年09月28日 09:20