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2010年05月13日

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[いろいろ--misc. ]

50歳が近づいてくるといろいろな「もの」や「こと」が見えてくるようになるものです。
本当は、もっと若い時期に見えていれば自分の人生も違ったものになった、などと思ってしまうのですが、リアルな世界に「たら・れば」はありません。

先日も内田樹さんの構造主義の解説書を新書で出ていたものを読んだのですが、学生時代に現代思想にかぶれ、まるで分からないながらも字面を追っていた本の中に出てきたいくつかの言葉が、目に張り付いていた鱗がするりと取れるように見えてきたりすると、もちろん内田さんの文章の力がまずはすごいのですが、年を重ねてきたということも、言葉を受け取る力を自分に与えてくれているなあと思ったりします。

毎年の誕生日のブログに、その年その年の思いを書いてきたのですが、今年はどうもそういうかたに力の入った気分ではないようです。

建築や住宅に関わる身としては、時代の過渡期、潮目に立ち会っていると言う感覚が昨年くらいから強くあるのですが、一番は自分が理想としている社会をどのようにイメージ出来るのか、それに対して自分に何が出来るのか、そうしたことをひとつひとつ丁寧に考えてゆくしかないのだと思います。

最近、いろいろなところで「みんなの家計画」ということを書いています。これも自分がイメージしている社会のありかたをトレースしている作業なのだと思います。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2010年05月13日 10:00

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