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2010年08月25日

釘ん句会

[俳句---haiku ]

100825-kunku.jpg

「釘ん句会」という、家づくりの会の有志でやっている句会に参加してきました。
この句会は春夏秋冬四季に合わせて開催されていて今回で4回目。
私は初回から参加したいと強く希望していたのですが予定が合わず、四回目にして初参加となりました。
会の名前は第一回目の兼題であった「釘」からとったもの。
この題字は参加者のひとり山本ミヤ子さんのお知り合いに書いていただいたのだとか。
なかなかいい感じです。

さて、俳句は下手の横好きで時々詠んでみたりはするのですが、句会に参加するのは生まれて初めて。今回の兼題は「噴水」「椅子」「紙」。どれをとっても一筋縄ではゆきません。なかなか良い句が詠めないまま当日を迎えました。

参加者は指導をお願いしている舟倉さんを含めて7名。その他、参加できないけれども詠んだ句を送ってくれた人が二人。
まずは、それぞれ5句、詠んできた句を同じ大きさの短冊の紙に書き写します。それを箱の中に入れて、よくかき混ぜて、無作為に5枚づつ選んで、それを一枚の紙に清書します。この紙には清書した人の名前を「清記」と付けて記入します。例えば、私が清書した紙には「古川泰司清記」と書きます。
そうぞれが清書した紙を順番に回して、特選一句、並選四句を選び出すのです。
次はそれぞれが選んだ句を順番に読み上げ、自分が清書した紙にその句があれば「いただきました」と宣言して印をつけます。
この「いただきました」というのが声に出していうとなかなかいい感じです。句を選ぶことも「いただく」というようで、言葉に対する繊細な感覚の現れですね。

さて、私が詠んだ句は、実はひとつも選ばれませんでした。うーん、残念。次回は選ばれるように腕を磨いてゆきたいと思います。

ちなみに私の句は次の五つ。

「水しぶき 飛び込む子供 青い声」
「水しぶき はじける夜景 夕涼み」
「浴衣着に サンダルぶらり わいチェア」
「外野席 ナイター長い 延長線」
「真っ白に 線を一本ひいてみた」

あれ?兼題の言葉が入っていませんね。実は、私は兼題の意図を勘違いしていて、その言葉のイメージを使えばいいと思ったのですね。ですから、「噴水」は「水しぶき」、「椅子」は「Yチェア」、「紙」は「まっしろ」、というふうに読み替えて詠んでいたのです。が、これが大きな間違いで兼題の言葉をそのまま使わないといけなかったようで、大失敗でありました。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2010年08月25日 10:00

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コメント

舟倉です。
新しいメンバーが増えて、嬉しいです。
句会の楽しさを感じていただけたでしょうか。
指導というほどのことはできませんが、これからもお付き合いください。

投稿者 mf : 2010年08月25日 21:53

舟倉様
その節は大変お世話になりました。
あらためまして、ありがとうございます。
言葉の遊びというか、やはり楽しいですね。
句会のような場で、いろいろな解釈の違いを聞くのはほんとうに楽しいなあと思いました。
是非、次回も参加したいと思っておりますので、よろしくお願い致します。

投稿者 fuRu : 2010年08月25日 22:02