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2010年11月11日

Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano North America Tour 2010-LOS ANGELES

[音楽--music ]

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iTunes

2010年11月5日。坂本龍一の北米ツアーの様子がUstreamを使ったインターネットでの生中継で配信されました。誰でも見ることのできたステージの模様は、私もfacebookから情報を得て、途中からですが見ることが出来ました。インターネット配信というと、映像も並以下、音も並以下というのがイメージとしてあったのですが、この配信については映像の鮮明さと音の良さがさいだっていました。この音源はiTunesでもすぐに配信されました。さすがにこちらは1500円ですが、正式版が配信されるまでのスピードに驚くばかりです。デジタルの凄さでしょうね。

前半は、このブログでも紹介したことがある、fenneszとのコラボレーション「cendre」に近い、音のコラージュ。そこからピアノソロになってゆきます。今も聞きながらこの記事を書いていますが、良いですね。教授のピアノ。

そういえば、NHKで「スコラ」という番組をやっていました。途中にワールドカップがあって、放送日がよくわからなくなってしまって、最後の方は見そこねてしまったのですが、現在、編集されたものがまた放送されています。そこでは、教授が音楽の楽しさ面白さを一方的なアカデミックな視点も交えた様々な視点から解説してくれていてとても面白い。

再編集版の初回はベートーベンの話だったのですが、その解釈が面白くて、Kempffのピアノソナタ全集を思わず買ってしまいました。8枚組の全集とはいえ3500円ほど。これだけの名演奏がこの値段というのも、これまたびっくりではありました。amazonのなせる技でしょうか。

デジタルな情報処理で私たちは驚くほどはやく安く物や情報を手に入れることができます。教授の演奏の配信やamazonの破格値販売はそうしたことの象徴なのかもしれません。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2010年11月11日 10:40

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