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このところ、上棟式はできるだけ簡単に済ませることが多くなっています。昔のように、現場が宴会場のようになって飲めや歌えの大騒ぎ、なんてことはほとんど見かけません。ひとつには、昔のように、歩いて行ける現場がほとんど無くなって、工事をしてくれる大工さんなど職人さんが車で現場に来ているためお酒が飲めない、というのが大きな原因なんですが、昔のように豪快に飲む職人さんも減ってきているのかもしれません。

上棟式に当たり、建物中央に祭壇が設けられました。
「アトリエフルカワ」の奉献酒と「味のマチダヤ」さんの奉献酒が並んでいます。
この「味のマチダヤ」さんというのは、ずいぶんと有名な酒屋さんみたいで、こちらの現場から歩いて行けるところにあります。私も、奉献酒を探し求め、現場近くに酒屋さんがないかと、最近、この現場の近くに事務所を移転した建築家仲間に聞いて教えてもらいました。Yさん、ありがとう。そして、こちらの建主さん、お酒が大好き。もしやと思っていたんですが、あとで聞けばやっぱり、マチダヤさんのお得意さんでありました。上棟式の引き出物にもマチダヤさんのお酒がはいっていましたし、長いお付き合いということで奉献酒もマチダやさんからいただいていたということでした。

というわけで、奥様の手料理にご主人の手料理も飛び入りで和やかに上棟の宴も進行し、2時間ほどの宴会を終えた後、建主さんの行きつけのお店にて二次会。私は午前様ギリギリセーフで帰宅、とあいなった、とても素敵な上棟式でした。