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2011年03月14日

アトリエフルカワ通信  Vol.398 より

[いろいろ--misc. ]

この度の震災で被災された方々にお見舞い申し上げます。
一日も早い復興を願ってやみません。

11日の午後3時前。
私は、所属しているNPO法人家づくりの会の無料相談の当番で
千駄ヶ谷の事務局に詰めていました。
ちょうど、相談に見えられた方とおはなしを始めた頃。
嫌な揺れを感じました。
ちょっと待ってみてすぐに止まるだろうと思っていましたが
揺れは止まる気配がありません。
それどころか、どんどん大きくなってゆきます。
身の危険を感じ、相談に来られていた方と、事務局の女性と三人で外に逃げ出しました。

地面が大きく波打つように揺れています。
千駄ヶ谷の首都高速道路の向こうにあるガラス張りのビルがゆらゆらと揺れています。

あのようにビルが揺れているのを見たのは始めてです。
めまいがしそうでした。

ただ、この揺れは、直下型の揺れではなく震源地は遠いだろうと思いました。
そういえばと、このところ地震が続いていた宮城沖が思い浮かんだのでしたが
まさにそのとおりだったわけです。

地震の被害は日をおい、状況が分かるにつれて、その甚大さが明らかになり
目を覆いたくなるような映像がテレビを通して伝えられるようになりました。

家内の従兄弟が仙台におり、連絡が取れませんでしたが、土曜日には安否を確認することが出来ました。
家内の友人も仙台におり、こちらは今朝になって安否が確認できたようです。

私の実家は新潟県の長岡にあり、中越地震の被災地になりました。
その時にも、連絡がまったく取れなかったことを思い出します。

こういう災害では、正確な情報が一番求められます。
家族の安否はもちろんのこと不足しているサービスや物資についても正確な情報が必要です。
移動式の携帯電話の中継基地の迅速な手配で、避難所でインターネット環境が整えば
日本中、世界中に情報を発信し、共有することができるでしょう。
技術的には不可能ではないと思いますので、ぜひ実現して欲しいと思いました。

関東地方では電力不足のために
計画停電が実行されることになりました。
今朝の通勤電車も大混乱となっています。

東京の生活を支えている電気はその四分の一が東北で発電されているということを私たちは知りました。

原子力発電所も大きなトラブルを抱えているようですが
そのトラブルについて、私たちにはほとんど知らされていないと思います。

今朝、知人のスイス人セルフビルダーから電話があり
明後日からスイスに戻ると言っていました。
放射線の漏洩している量がスイスの基準をはるかに超えているのだそうで
原発が怖いと言っていました。

原発についても、正確な情報が伝えられることを願うばかりです。

「原発はなぜ危険か」−−−田中三彦


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2011年03月14日 11:50

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