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2011年07月15日

TILE

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先日、耐震診断にうかがったKさんのお宅。外壁の半分がタイル貼りになっている昭和9年築の雰囲気のある洋館です。その外観を何気なく見ていたのですが、なんだかちょっと違って柔らかい感じがします。なんだろうと、よく見たら、一枚一枚のタイルの大きさと焼き色が違っていました。そのちょっといびつな感じが、この柔らかな表情を作っていたのですね。

タイルのサイズは50mm二丁で目地は馬踏目地(まぶみめじ)。今でもこのサイズのタイルは外壁材によく使われていますが、最近のタイルは工場生産できっちりとサイズが狂わないようにつくられていて、おまけにこのサイズのタイルはあらかじめ紙に並べて貼ってあり、一気にたくさん貼れて、しかも目地も綺麗に仕上がるようになっています。ですから、このサイズのタイルを使うと、かなり合理的にきっちりときれいに外壁を仕上げることが出来ます。そういう今時のタイルでは、このような味わい深い表情は、やっぱりでません。大きさの幾分違うタイルを一枚づつ貼ってゆかないとこの表情はでないのですね。


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投稿者 furukawa_yasushi : 2011年07月15日 09:45

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