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2014年03月12日

最近の俳句

[俳句---haiku ]

久しぶりの句会で、出席はできませんでしたが、選句されて嬉しくなったのでブログにアップしておきます。

<釘苦会>

夕冷えにすっくと立った二月堂

<大きな羊>

凍えてる稚児の手をとり良寛忌

恋文の雪に消えても残るもの


二つの句会で9句詠んで3句選ばれたということで
打率はよくありませんが
良寛忌の句はお一人の方に特選で選んでいただいて、これは嬉しいものです。

ちなみに、良寛忌の句は次のように直してはどうかというアドバイスも頂きました。

凍えたる稚児の手をとる良寛忌

文語体がより格調高く響いてきますね。
俳句というのはほんとうに面白いものです。

ある方に、俳句をやっているという話をしたら
古川は俳句に向かない、そもそも建築家は俳句は駄目だ、というお言葉をいただきました。
ちゃんと理屈があって、建築家は理詰めで構築しようとするが俳句というのは、理屈を越えたところがないとつまらない、だから理屈っぽい建築家の俳句はつまらなくなる、ということなんです。
むむむ、たしかにそうなんです。言われてみると本当にそうなんです。
でも、一方で、自分のそういうところを少しでも変えたくて、その可能性が俳句にはあるのではと、そんな思いで俳句の世界に飛び込んだので花かなと、自覚するところがあります。
自分の至らないところを気づかせてくれる、俳句とは私にとってそういう世界でもあるのです。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2014年03月12日 18:24