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2004年11月17日

COLLECTORS' ITEMS---Miles Davis

[ジャズ--jazz ,音楽--music ]

COLLECTORS' ITEMS---Miles Davis

1956年3月16日録音(一部1953年1月録音が含まれます)。
絶好調のSonny Rollinsを従えたMiles Davis。
陽の目を見なかったお蔵テイクの寄せ集めみたいなタイトル。
ちょっと損をしていますねえ、このレコード。
内容は素晴らしい。
冒頭から引き込まれますが、
なかでも最後の「In Your Own Sweet Way」での
Milesの最初のひと吹きが秀逸です。

僕の中では「In Your Own Sweet Way」といえば
Bill Evansの「How My Heart Sings!」。(1962年5月、6月録音)

be-how_my_heart_sings.jpg

このアルバムは、交通事故でスコット・ラファロを亡くしてしばらく意気消沈していたビルの復帰作。
ジャケットの写真は復帰への意気込みでしょうか。

そして、Milesの「In Your Own Sweet Way」を聴いた時に、
僕はすぐにBill Evansのこの演奏を思い浮かべました。
何か、その演奏の奥の方で響いている響きがふたつの演奏の間で共鳴している、そんな印象です。
ああ、BillとMilesは、やはり出会うべくして出会ったのだな。
その事実が素直に受け取れた瞬間でした。

そして、この二つのアルバムのちょうど間にはさまれて
Milesの「Kind of Blue」(1959年3月、4月録音)があるのです。

MilesとBillの接点。彼らはある時代にすれ違った、という言い方をする人もいます。
たしかに、「Kind of Blue」以降、MilesとBillはまったく違った到達点を求めて突き進んでゆきました。
でも、なんだか、僕にはこのふたつの「In Your Own Sweet Way」が
彼らの原点であるような気がしています。

投稿者 yasushi_furukawa : 2004年11月17日 11:23

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