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2005年03月12日
チャーリー・パーカー 没後50年
今日は、チャーリー・パーカーの命日とのこと。
1955年の今日。享年34歳。そして今年は亡くなって50年目。生きていたら84歳です。
The Complete Studio Recordings on Savoy Years
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パーカーといえばダイアルでの録音の方が有名かもしれないが、このサヴォイも良い。
でも、この4枚組みの完全盤を通してきくのはかなりしんどい。
別テイクが山盛りになっていて、なかには数秒のテイクもあって、落ち着いて聴いてられないということ。それから、サヴォイとはいいながら、ミュージッククラフトやギルドといったレーベルの音源も収録されているから、ちょっとややこしい。
でも、若きマイルスやディジー・ガレスピーとの共演など聞き所盛りだくさんでもある。
パーカーは敷き居が高い。
それは、マニアと言われる熱狂的なフアンが多いためだと思う。
そういうファンに答えるべくレコード会社もマニアックなものをリリースする。
このサヴォイの完全版なんてまさにそうして出来たセットもの。
曲名を引用してみよう。
＜ディスク： 1＞
1.タイニーズ・テンポ-1
2.タイニーズ・テンポ-2
3.タイニーズ・テンポ-3
4.アイル・オールウェイズ・ラヴ・ユー・ジャスト・ザ・セイムー1
5.アイル・オールウェイズ・ラヴ・ユー・ジャスト・ザ・セイムー2
6.ロマンス・ウィズアウト・ファイナンス-1
7.ロマンス・ウィズアウト・ファイナンス-
8.ロマンス・ウィズアウト・ファイナンス-3
9.ロマンス・ウィズアウト・ファイナンス-4
10.ロマンス・ウィズアウト・ファイナンス-5
11.レッド・クロス-1
12.レッド・クロス-2
13.ウォーミング・アップ・ア・リフ-1
14.ビリーズ・バウンス-1
15.ビリーズ・バウンス-2
16.ビリーズ・バウンス-3
17.ビリーズ・バウンス-4
18.ビリーズ・バウンス-5
19.ナウズ・ザ・タイム-1
20.ナウズ・ザ・タイム-2
21.ナウズ・ザ・タイム-3
22.ナウズ・ザ・タイム-4
23.スライヴィング・フロム・ア・リフ-1
24.スライヴィング・フロム・ア・リフ-2
25.スライヴィング・フロム・ア・リフ-3
26.ミアンダリング-1
27.ココ-1＜ディスク： 2＞
1.グルーヴィン・ハイ
2.オール・ザ・シングス・ユー・アー
3.ディジー・アトモスフィアー
4.ソルト・ピーナッツ
5.ショウ・ナフ
6.ラヴァー・マン
7.ホット・ハウス
8.ディジーズ・ブギー
9.ディジーズ・ブギー(別テイク)
10.フラット・フット・フルージー
11.フラット・フット・フルージー(別テイク)
12.ポピティ・ポップ
13.スリムズ・ジャム
14.ドナ・リー-1
15.ドナ・リー-2
16.ドナ・リー-3
17.ドナ・リー-4
18.ドナ・リー-5
19.チェイシン・ザ・バード-1
20.チェイシン・ザ・バード-2
21.チェイシン・ザ・バード-3
22.チェイシン・ザ・バード-4
23.シェリル-1
24.シェリル-2
25.ブジー-1
26.ブジー-2
27.ブジー-3
28.ブジー-4＜ディスク： 3＞
1.マイルストーンズ-1
2.マイルストーンズ-2
3.マイルストーンズ-3
4.リトル・ウィリー・リープス-1
5.リトル・ウィリー・リープス-2
6.リトル・ウィリー・リープス-3
7.ハーフ・ネルソン-1
8.ハーフ・ネルソン-2
9.シッピン・アット・ベルズ-1
10.シッピン・アット・ベルズ-2
11.シッピン・アット・ベルズ-3
12.シッピン・アット・ベルズ-4
13.アナザー・ヘア・ドゥ-1
14.アナザー・ヘア・ドゥ-2
15.アナザー・ヘア・ドゥ-3
16.アナザー・ヘア・ドゥ-4
17.ブルーバード-1
18.ブルーバード-2
19.ブルーバード-3
20.クラウンスタンス-1
21.バード・ゲッツ・ザ・ワーム-1
22.バード・ゲッツ・ザ・ワーム-2＜ディスク： 4＞
1.バルバドス-1
2.バルバドス-2
3.バルバドス-3
4.バルバドス-4
5.アー・リュー・チャ-1
6.アー・リュー・チャ-2
7.コンステレイション-1
8.コンステレイション-2
9.コンステレイション-3
10.コンステレイション-4
11.コンステレイション-5
12.パーカーズ・ムード-1
13.パーカーズ・ムード-2
14.パーカーズ・ムード-3
15.パーカーズ・ムード-4
16.パーカーズ・ムード-5
17.パハプス-1
18.パハプス-2
19.パハプス-3
20.パハプス-4
21.パハプス-5
22.パハプス-6
23.パハプス-7
24.マーマデューク-1
25.マーマデューク-2
26.マーマデューク-3
27.マーマデューク-4
28.マーマデューク-5
29.マーマデューク-6
30.マーマデューク-7
31.マーマデューク-8&9
32.マーマデューク-10
33.マーマデューク-11
34.マーマデューク-12
35.スティープルチェイス-1
36.スティープルチェイス-2
37.メリー・ゴー・ラウンド-1
38.メリー・ゴー・ラウンド-2
スクロールする指も引きつるくらいだ。同名曲の別テイクの多さにも気がつかれたに違いない。
といいながら、パーカーにはまっている時には、この４枚を何度も何度も繰り返して聴いているのだからしょうがない。
パーカーの命日に合掌。
投稿者 yasushi_furukawa : 2005年03月12日 00:00
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コメント
バードのダイヤルとサヴォイのLPジャケットは、ひたすらカビとの
闘いでしたね。当時、特にダイヤル盤は日本でベスト盤は出ていた
ものの、Vol.1〜6は手に入りませんでした。しかたがないので、米国
からサヴォイ盤とともに取り寄せたんですが、日本とは紙質が違う
せいでしょうか、数年するとカビが生えてシミができました。日本の
ジャケットに比べ、紙がペラペラで、保存もレコードが反ってしまうので、
斜めにならないように気を遣った憶えがあります。(笑)
投稿者 Chinchiko Papa : 2005年03月12日 23:39
Chinchiko Papaさん こんにちは
ダイヤル盤６枚は僕が高校生の時に日本語版ででていた記憶があります。
例のレコード屋のお兄さんに勧められた一枚（６枚？）でもあります。
さすがに、別テイクだらけのレコードの「意味」が高校生にはわからなかったので
その時は買いませんでしたが、無理して６枚買っていたらと思うと、残念。
その後、マスターテイクを集めたダイヤルとサヴォイのそれぞれ２枚組のレコードを大学に入ってから輸入盤で買いました。
ところで、８４歳のパーカーが生きていて来日公演とかしたらどうします？
投稿者 fuRu : 2005年03月13日 01:15
う〜〜〜ん(笑)
曲の途中で、つい居眠りしながら、それでも指が動いてインプロ
ヴィゼーションをやめなかったりして。
晩年のレッド・ガーランドのように、曲を演りながら「いやいやいや」と、
首を横に振ってため息でもつくんでしょうかね。あれは、「もっと若いころ
にゃ、よく指が動いたもんだがなぁ」なのか、「やっぱアルコールが入
らんと、調子が出んわ」なのか、はたまた「わしゃカクテルピアニスト
なんがじゃないんだが、いまは確かに…ね」なのか、よくわかりませ
んが…。
バードのそんな姿は、あまり見たくはないですけれど、「日本じゃヤク
はやれんから、イマイチ乗らんの〜」と、ひたすらステージで居眠り
を決め込んで「ラヴァー・マン」なんかを吹いたりして。(笑)
投稿者 Chichiko Papa : 2005年03月14日 11:23
＞ひたすらステージで居眠り
僕もそんな気がします。
パーカーってすごい昔のひとのような気がしていましたが
生きていたら84歳なんて考えたら、今のひとなんですよね。
そんなことを思いました。
投稿者 fuRu : 2005年03月14日 11:46
先日中古レコード屋（CD屋）にダイアル（？）の箱ものがあったので買ってしまいました。ジョージ・ルイスのオハイオも買ってしまいましたが、そんなに高くはないですね。
しかしレコードだと段々聞かなくなります。
投稿者 maida01 : 2005年03月17日 13:18
maida01さん こんにちは
＞レコードだと段々聞かなくなります
僕なんかはプレーヤーさえ無くなってしまいました。
でも、レコードはなかなか手放せない。変な話です。
それにしても、「コンプリート」の文字に弱い僕です。
投稿者 fuRu : 2005年03月17日 14:00