« はれ | メイン | ROMA----Fellini »

2005年10月13日

TVのちから

[ウエッブ--web ]

ブログのアクセス解析を見ていて面白いのは
ある日突然に、ひとつの記事へのアクセス数が跳ね上がることだ。
昨日、飛び跳ねたのは「ケアタウン小平」の記事だ。
そう、12日の朝のテレビで「ケアタウン小平」が取り上げられたのだ。

どうだろう、やはり多くの人にとって
情報の第一収集源としては、圧倒的に「テレビ」なのではないだろうか。
テレビで見る→調べる→インターネット検索、というながれ。

アクセス解析でも、我がブログの検索キーワードは、現在トップが「いっぷく荘」、そして第3位に「ケアタウン小平」が入ってきている。

といっても、これには、いくつかの偶然が重なって起きていることである。

まずは、テレビで紹介されるよりも少し前にブログの記事として公開していたこと。
今回は、見学会に行った時に書いた記事なので、テレビで紹介されるまでに少し時間があった。加えて、うちのブログは、ほぼ毎日更新しているので、検索ロボット君もほぼ毎日来てくれているようで、インターネット検索に載るのが割と早いと言うことも偶然の一つ。

ちなみに、Googleで「ケアタウン小平」と検索すると
僕の記事が、第一位に出てくるのにはびっくりした。

これと同じ経験をしたことがある。

「トラック・列島3万キロ」-流通について」の記事の時だ。NHKで再放送されてからというもの、今現在でも、常に上位50位には入ってきている。

インターネット検索というものは、一度上位にランクインすると、検索結果としてクリックされ続けている限り、常に検索結果の上位に表示されることになるそうだ。

こういうインターネット検索の「癖」みたいなものをよく知っていないと
ネット検索を盲目的に信じてしまうことにもなりかねない。

さらに、情報というものがあまりにも短絡的に、深い根拠もなくつながっていることに
驚きとともに恐ろしい感覚さえ持つ。

インターネット検索は確かに便利だが、それは情報のほんの一面しかなぞらない。
そのほんの一面だけなぞって、わかったような気になっている、そんな思考性が、このネット社会の中で根付き始めているとしたら
それこそ恐ろしいことではないだろうか。

<蛇足>
少なくとも、今回の「ケアタウン小平」にしても「トラック・・・」にしても
話題として深い問題を取り上げている記事なので少しは救われている気がしている。

投稿者 yasushi_furukawa : 2005年10月13日 00:00

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://af-site.sub.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/649

コメント

確かに自分も検索かけて
でてきた上位の項目しか見ない傾向にあります。
そして、それで、ほぼ足りている状況です。
そう考えたとき、ブログの記事の内容、密度など、考えさせられますね。

投稿者 伊礼智 : 2005年10月15日 18:48

伊礼さん
iPodが動画再生可能になって、iTunesMusicStoreで動画が配信される。
アメリカではすでに放送された番組が翌日にはiPod用に配信されているそうです。
今までの「垂れ流し」のテレビの概念から大きく一歩踏み出し始めている予感があります。
そのとき、僕らは情報の単なる受動的な受け手の立場から、自ら情報を選んで入手する受動的な存在に変化してゆく。
そんな期待があります。まさに、インターネットがこれほど普及した時代では、情報の入手の仕方や吟味の仕方こそが問われているのだと思います。インターネット検索の使い方が問われる時代がすでに始まっているわけです。

投稿者 fuRu : 2005年10月16日 00:02

コメントしてください




保存しますか?