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2006年05月06日

風車

[いろいろ--misc. ]

昨日の風車の足下には
こんな看板があった。

その風車が立つのは「風の丘-米山」。
そこからは東京電力柏崎刈羽原子力発電所が見える。

先の看板の文字にあるように
風車で作られた電力は東北電力に買電される。
ちなみに、新潟県は東北電力である。

チェルノブイリの惨事から20年が過ぎ
NHKでは、微量の放射線を長期間あびることによる被害を放送していた。

原子力発電が良いとか悪いとか言うことは簡単だが
六本木ヒルズ、表参道ヒルズに象徴されるような
大量エネルギー消費社会に漬かっている我々の姿を振り返ると
問題はそう簡単なことではないということはすぐにわかる。

そんなとき、
ほとんど、寓話的にも見えるこの地が発するメッセージを
我々はどのように受け止めるべきなのだろうか?

消費中心主義の世の中に先がないことは明白だ。
しかし、消費中心主義を否定するだけでは何も変わらない。
一人一人が消費中心主義の社会を
そしてその社会で生きている自分を
自分の足下で考えること。
その上で、一人一人の思いがある方向を向く。
何々するべきだ、何々してはならないという極論を避け
それぞれが思いを抱き、その思いを重ね合わせること。

この地から発せられるメッセージを受け取ると言うことは
一人一人の思いの問題にして返してあげることではないかと思う。

「原発はなぜ危険か」-田中三彦

投稿者 yasushi_furukawa : 2006年05月06日 22:10

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トラックバック時刻: 2006年05月07日 01:51

コメント

風車の語りかけているものが伝わってきます。
「風の丘」の風車さん・・!
いいなぁ☆

投稿者 ヘルミーネ☆ : 2006年05月07日 21:09

ヘルミーネ☆ さん
風の丘の風車は、ひとり、喜ぶでも悲しむでもなく
そこにたたずみ、風が来れば大きな羽をぶんぶん回していました。
なんだか、宮沢賢治的な世界だなあと思ってみていました。

投稿者 fuRu : 2006年05月08日 09:35

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