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2006年11月26日

ピースパック報告会に同席させていただきました

[家族--my_family ]

今日は娘のガールスカウトの行事で
「ピースパック報告会」があったので娘についていって同席させていただきました。

「ピースパック」についてはガールスカウト日本連盟HPのこのページを参照してください。

ピースパックプロジェクト

東京ではガールスカウトが13の支部に分かれていて
今回はその第9区合同の行事です。
参加者は、ガールスカウトさんたちとその指導者さんたち。
中に一部父兄が混じっていますが、お父さんは私だけでした。
娘は最前列に座って聞いています。

ガールスカウトのメンバーは
「ピースパック」を毎年作成します。
できあがったピースパックを、毎年いろいろな国に送り届けるのですが
ただ、送るだけではなくて、ガールスカウトのリーダーさんたちの中から選ばれた代表者が送り届けます。
昨年作った「ピースパック」は今年の3月にミヤンマーからの難民の子供たちに届けられました。
それに同行された広島のリーダーさんが、今回、報告に来てくださったのでした。

昨年は、アフガニスタンだったそうで、こうした活動はどんどん広がっていって欲しいものです。

今回報告を聞いていて、心を動かされたのは
まず、タイにキャンプしているミヤンマーの難民の子供たちは
実は、欧米諸国からの支援を受けていて
文房具などについては、それほど不自由はしていなかったのだそうです。
でも、ピースパックを開けた子供たちには一様に大きな喜びの表情があった。
それは、物資をもらったということも、もちろん嬉しいのですが
それ以上に、その贈り物の中のひとつひとつに
日本のガールスカウトのメンバーが作ったメッセージカードが入っていたということだったというのです。

難民キャンプにいると
そこは特別なエリアになりますから、勝手に外にも出ることが出来ません。
子供たちも、外とのつながりを断ち切られているわけです。
そんな状況で、日本の同世代の子供たちが自分たちのことを知ってくれているというのは
彼らの心の支えとして、彼らの希望として、とても大切なものなんですね。

「ボランティアーもうひとつの情報社会」という本で
金子郁容さんは、ボランティアという
活動が生み出すものとして「人と人のつながり」ということを言われています。
とかく経済的な価値に偏重しがちな現代社会において
「人と人のつながり」が、ボランティアという、経済的な価値ばかり見ていると見落としてしまうような活動によって生まれている、そういう主旨だったと思います。

諸外国への援助といったときに
お金を渡すだけ、物資を渡すだけ、それも大変重要なのですが
やはり、それだけではなく、人と人の顔の見える関係の大切さというものがあるのだと思うのです。

とくに、不遇な人々にとっては、生きる希望は人と接することによって生まれます。

今回の報告会を聴きながら
ガールスカウトのこうした草の根的な活動が
不遇な子供たちに希望の種を与えているに違いないと思ったのでした。

投稿者 yasushi_furukawa : 2006年11月26日 22:52

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