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2004年08月16日

second step--設計ノート

[a-家づくりについて---house_making ]

設計の依頼は、まず相談から。
メールや電話でのやり取りの後、直接あってお話しします。

相談者とのそうしたキャッチボールで
相手の望むこと、自分が答えられることが少しずつ見えてきます。
あるいは、お話だけではピンと来ない場合には
僕の仕事を実際に見ていただくことになります。
百聞は一見にしかず、ですね。
それから、どんな家が良いのか、今までの家はどうだったのか、
そういうことを書き留めておくための「設計ノート」というものを
相談にきてくださった方々にお渡ししています。

「設計ノート」は、17ページと結構ボリュームがあって
真剣に書き込もうとすると、結構大変かもしれません。
面白いのは、ご夫婦にそれぞれ一冊書いてもらって
書き終わったら交換して読み合ってみてはどうですかと
いつもご提案していますが、結構、みなさん面白がってやってくれるんですね。
そして、あの人がそんなことを考えていたなんて今まで知らなかった・・・・、
というようなことがちらほら出てきます。

これから、新しい家をつくろうというのですから
今まで言葉にしていなかったことも、どんどん言葉にしていって欲しいと思います。
自分の家族が一体どんな家を求めているのか、それがはっきりしていればしているほど
家づくりは充実した満足のいくものになるでしょう。

また、「設計ノート」は、これから始まる基本設計や実施設計をすすめるにあたって
とても大切な出発点になります。
家を設計するということは、本当に多くのことを決定してゆくことです。
それは、悩みながらも決断してゆくというプロセスです。
大きな迷いがでた時に、この「設計ノート」をふり返って読んでもらっています。
そうすると、「あの時はこんなこと考えていたなあ、でもいまはそうは考えないなあ・・・」
というように、自分に少しだけ距離を置いて見れるようになります。
こういうことは実はとても大切なことです。

家づくりは長期戦です。
最初思い描いていたことが、どんどん変わってゆきます。
どんどん変わってゆくのですが
人間の記憶というのはあやふやなものですから、
どんなふうに変わってゆくのか、実はあいまいになってしまうのですね。
そういう意味で、この「設計ノート」が
あなたの家づくりの原点、ひとつの出発点になってほしいと思っています。

そんなこんなで、相談者から書き終わった「設計ノート」が戻ってきます。
そしたら、打ち合わせ、というよりも雑談会のようなやり取りがまた始まるのです。

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※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2004年08月16日 17:29

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