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cucu_Houseの最初のプランには
実はお父さんの部屋はありませんでした。
take_Houseもそうなんですが
お父さん、お母さん、子供たちが一緒に集まれる
大きなカウンターテーブルがひとつあれば良いだろうと考えたんですね。
take_Houseの場合には
そのカウンターテーブルがお父さんコーナーでもあるわけで
それで　O.K.だったのです。
ところが、cucuさんのご主人からは「自分の個室がぜひ欲しい！」と注文を受けたのでした。

そんなことがあって
「お父さんの部屋」
それは一体どういう部屋だろう、と考えています。

自宅で仕事をしている方。
外に働きにでている方。
仕事を終えて自宅に帰って、ほっと一息。
休日にほっと一息。
でも、そんな時には基本的には家族と過ごすけれども少しは自分の時間も欲しい。
その時、お父さんはどこにいたらいいのか？

お父さんの場所は必要だと思います。
でも、結構なおざりにされている感はぬぐいきれませんね。
家族が集まってくつろぐ場所があって
食事をする場所があって
食事を作る場所があって
お風呂とトイレetc.があって、あとは寝室+子供部屋。
多くの方のお宅では　それだけで容積率満杯、なんてことも珍しくありません。
あれっ？お父さんの場所がない・・・。
場所はあるのです。
食卓テーブルでもお父さんの席はあるし
居間にもお父さんの場所と言うのはちゃんと用意されているはず。
でも、お父さんが一人になれる場所がありません。
なんとも大変なことになっています。

逆に、お父さんは自宅で一人になりたいのか？
そりゃあ、一人になりたい時もあるでしょう。
そんな場所、あなたのお家にありますか？

ある人に聞いたら、トイレの中だと言いました。
また、ある人に聞いたら自分の布団の上だと言いました。

うーん、こまった。
波平さん（サザエさん）のように
家の中にお父さんがいると言う家族のイメージは、もう古いのかもしれませんが
お父さんだって人間。
お父さんの場所をもっと考えてあげないといけないと思っています。